ソニックユース展

HAPPENINGText: Julio Cesar Palacio

1981年にバンド結成以来、ソニックユースは、エクスペリメンタルミュージックシーンのみならず、コンセプチュアルアート、写真、映画やデザインなど、多方面の世界に関わっている。このバンドのアンダーグラウンド・ムーブメントへの興味は、パンクシーンの美学、“NO WAVE”現象やビート詩集から影響を受けている。

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ソニックユースの20年の歴史に潜り込んでいくということは、現代アートや文化のあらゆる分野で展開されたコラボレーションや実験の広大に広がる世界へと没頭していくということだ。キュレーターのローランド・グローネンブームの協力のもと行われたソニックユースの展覧会「SONIC YOUTH etc. : SENSATIONAL FIX」は、ポスター、フライヤー、アルバムカバー、ドローイング、歌詞、音楽機器など、ソニックユースを構築する材料となるような様々な展示品で溢れていた。

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これらの展示はバンドの私物だが、展覧会では様々な分野から影響を受けたアーティストによる30以上の作品をフィーチャー。参加アーティストには、ヴィト・アコンチ、ダン・グラハム、グレン・ブランカ、ジョン・ケージ、ウィリアム・バロウズ、イザ・ゲンツケン、アレン・ギンズバーグ、ステファノ・ジョヴァンニーニ、五木田智央、トッド・ヘインズ、ジョージ・マチューナス、ジェラード・マランガ、マレウス、クリスチャン・マークレー、デイヴ・マーキー、ポール・マッカーシー、レイモンド・ペティボン、サベージ(Edwin Pouncey)、リチャード・プリンス、シンディ・シャーマン、パティ・スミス、サン・ラー、Dennis Tyfus、アラン・ヴェガ、ジェフ・ウォール、ジョシュア・ホワイト、ジョン・ウィーナー、クリストファー・ウール、山本真也、ネイト・ヤングなど。150名ほどが彼らとソニックユースとの近しい関係や、国際色豊かな現代カルチャーとの関わりを披露した。

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中でも大きなインスタレーションのひとつに、ミラーを使ったパビリオンで有名なダン・グラハムがこの展覧会のために制作したパビリオンがある。パビリオンの中ではソニックユースの全ディスコグラフィーが紹介され、レアなライブパフォーマンスの映像やグラハムによる70年代後半から80年代初期の映像が映し出されている。また、ジェームズ・ウェリング、ソフィア・コッポラ、リチャード・カーンによるソニックユースの写真も必見だ。

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