今年で30回目を迎えるデザイン・フェスタ。8,500人を超えるアーティストが世界中から大集結する、アジア最大級のイベントである。毎回その数に圧倒され、表現者たちの多さに驚く。多いだけと侮ってはいけない。作品を買いに来る人や、新人を発掘しようとしている人、バイヤーなど様々な人達が来場し、出展者たちもブースを工夫したり、フライヤーを配ったりと様々な工夫をしている。そして今回も会場を東京ビッグサイトに「デザイン・フェスタ vol.30」が10月24〜25日の２日間開催された。

デザイン・フェスタには、見に行くというよりも体験しに行くといった言葉がふさわしいではないだろうか。ライブも聞く事ができて、出店ではお酒や各国の料理も販売している。演劇、ファッションショー、マッサージやアスレチック、占いなど体験するブースあり、疲れたらマッサージをして、気になる事があったら手相を見てもらって、など、ついデザイン・フェスタに来ている事を忘れてしまうほどだ。手相やカラーセラピーは人気で、予約がいっぱいになっていた。

デザインフェスタの特徴は、自由であること。絵の展示があると思いきや隣で歌を歌っていたり、人形かと思ったら、人が座ってインスタレーションをしているなど、その突発的な出来事が面白い。

プロからアマチュア、企業まで様々なブースが並ぶ中、アクセサリーで目を引いたのがランテルナだ。白い壁にディスプレイされたアクセサリーは、一際目立っていた。