ガレス・ムーディ

PEOPLEText: Fiona Killackey

『いつも自分のためにデザインしているんだ。』とオーストラリア人デザイナー、ガレス・ムーディは言う。『創造の女神はまだ現れていない。探している途中なんだ。』

当初はモデルとしてファッション業界に入ったが、二人の友人と出会い、シドニーにスタジオを構え、やがて自身のデザインを世界中に知らしめた。その二人の友人とは、ダン・シングルとジョージ・ゴロウである。彼らは自身の名であるブランド、KSUBI[スビ]を生み出した。7年後、かつてのネオン中毒はトーンダウンしており、選りすぐりのジュエリー、最新トレンドの靴、彼の革新的なレーベルのためのファッションを形にするコレクションを生み出したら非難されるかもしれない。
そのレーベルは、クロニクル・オヴ・ネバー [CON] という。2年目に入り、CONは様々なトレンドを生み出す。例えばミニマルの感性やトレンドに独自のアプローチをしたりしている。焼け付くようなオーストラリアの夏を間近に控え、かつてのサーファーがSHIFTの単独インタビューに応じ、クールな若者や日本、そしてクリエイティビティの秘密を語った。

ガレス・ムーディガレス・ムーディ
Chronicles of Never – SS 09 Collection © Photo: Scott Lowe

CONとその始めた時期や理由について聞かせてください。

CONは、私が逃げこむ場所でもあり、また私が逃げ出したくなる場所でもあります。また潜在意識の入り口と認識しています。
潜在意識という言葉を使ったのは、自分の意識を超えた何かや誰かが私を操作しているような感覚になるからです。
一歩下がって自分を客観的に見ると、驚いたり、自分を見直せたりします。CONは、私のクリエイティビティを刺激する場であり、また共に歩むレーベルなのです。

クールなキッズファッション的な明るくてネオンをイメージさせるブランドから、いろいろな意味でもっとダークでミニマルでヨーロピアンなレーベルに移行しましたが、その背景には何があったのですか?

まず、“クールなキッズファッション”というキャッチフレーズは、出発点としては良かった。でも私はもういわゆるキッズではなく、好みや興味はそこから進化しています。クールなキッズファッションにもデザインをそのトレンドに合わせることにも、興味はなくなりました。以前のレーベルはチームだったので、それぞれの個性の集合体の投影だったのですが、CONは一個人としての投影なのです。なので、単なるリアクションではなく、明らかで確信があって、私個人の偽りのない作品なのです。

ガレス・ムーディガレス・ムーディ
Chronicles of Never – AW 08 Collection

スビより前は何をしていましたか?

スビ以前は、モデルをしていました。そこで私はファッション業界に興味を持ちました。いつかクリエイティブな仕事に就くことになるとは思っていました。ただ細かくは決めていませんでしたが。

続きを読む ...

【ボランティア/プロボノ募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
コントワー・デ・コトニエ公式通販サイト | 2016 SUMMER SALE
MoMA STORE