フィリッパ K
PEOPLEText: Victor Moreno
フィリッパ・クヌットソンが90年代の初頭にブランドを設立して以来、フィリッパ K(Filippa K)は「現代のための質素なデザイン」という、スカンジナビアファッションの観念の開拓者の代表となった。フィリッパ・クヌットソンはクリエイティブディレクター。当初、彼女のコレクションは女性物に限られたが、すぐに女性物と男性物の製作を始めた。彼女の周囲の人間は彼女を賞賛し、尊敬する。彼女の常に変化を求め、チャーミングな性質はブログにて参照する事ができる。我々はストックホルム近代美術館にて2012春夏コレクションの紹介後、会う事ができた。
Filippa Knutsson
この舞台で数十年が経過しましたが、過去と現在でもっとも違うと感じるものは何でしょうか?
デザインでは私たちは私たちの原点に忠実にやってきました。すぐに変わる流行よりも質、シンプルな事、そしてデザインに価値を置く現代の男女の為のミニマルでシンプルなデザインです。会社自身は言うまでもなく大きくなりました。フィリッパ Kは私のキッチンテーブルの回りで始まり、現在は20ものマーケットに出品し、46店舗の店を構え、世界各国に700もの小売業者がおり、年間6〜8店というペースで新店舗をオープンしています。
Filippa K FW2011 Collection
ブランドの創設者として、現在の働き方の何が成功をもたらしたと思いますか?
私は自分を信頼のある情熱的な仲間達に囲まれるようにやってきました。それが自分をクリエイティブディレクターの仕事に集中させてくれたのです。私は細部にまで参加する必要はありません。それだと大きくなれません。
ブランドのコミニュケーションにもまだ関わりたいと思いますか?
はい。一応全ての事には関わっています。コミニュケーションもその一つです。
Filippa K office
現在のあなたのヴィジョンに変化はありますか?
小さな事はいつも変わっています。私たちの強みは、フィリッパ Kが人々のシンプル、清潔、それに加えて機能性のある、デザインを求めた所から出て来たところです。私たちは常にその要望に答える様にやってきました。これはブランドの芯の部分であり、変わる事のないヴィジョンです。
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