IN YOU 展

HAPPENING

5月25日、イーストリバー越しのマンハッタンへ沈んでいく夕日を横目に、心地よい風の吹く夕暮れの中、ウィリアムズバーグのギャラリー「リヴィエラ・ギャラリー」でエキシビジョン「IN YOU」が幕を開けた。幸いにも天気予報がハズれて天候にも恵まれ、70名を越える人々がオープニングに集った。皆それぞれにゆっくりと作品を眺めながら談笑を交わす。


『30代前後の若手日本人グラフィックアーティストを集めた展示会が出来ないだろうか。自宅にいながら世界各地、様々なアーティストの作品を見ることが出来るのは言うまでもない。しかし、実際に自分の目で作品を目にする機会がいったいどのくらいあるだろうか。』

今回の展示会は、落合恭介によって話が動き出した。場所はまだ寒風に吹き荒ぶ3月下旬のニューヨーク。掲げられたテーマは「IN YOU」日本語に置き換えると陰陽。受け取り方によってはとても幅の広いテーマになるが、各アーティストに伝え、対になる作品を発表してもらう。そしてこの地域に住む同世代の人々により多く触れてもらう試み。

彼が選んだギャラリーは、ブルックリンのウィリアムズバーグにある。「ロウアーイーストサイド」や「DUMBO」と同様に、もしくはそれ以上に若いアーティストの集まる活気に満ちた地域ではないだろうか。早速、ギャラリーのオーナーの一人とアポイントを取り、今回のエキシビジョンの趣旨を話すと快く快諾してもらうことが出来た。しかし、日程は非常にタイトである。準備の期間は2か月程しかない。

参加を呼びかけるアーティストの原案は既に落合の中にあった。早速コンタクトを開始し、最終的にこの厳しい条件の中で参加を承諾してくれる5人のアーティストが決まった。
MATZU-MTP、HIMAAマストワン渋谷忠臣佃弘樹といった面々である。ブルックリンに拠点を置くMATZU以外は全て東京で活動をしている。

各々の作風を眺めていると、様々な角度からテーマを追求した作品が期待出来るのではないか。そういった思いを胸に、準備を進めていく。

『今回、ニューヨークのギャラリーで素晴らしい日本人作家の作品が集まった「IN YOU」展を開催できたことに非常に満足しています。インターネットや雑誌などを通じて手軽に世界中のアーティストの作品イメージを見ることが出来る昨今。実際の原画を目の前で体感することは、とてもリアルで刺激的なことだと思います。これからも、どんどん日本人の若いアーティストが世界中で作品を発表し、感動を与えていく機会が増えるようサポートしていきたいと思います。』と落合は話す。

無事にインストールも済んだ。10点の作品が大きな白い壁にそれぞれゆったりと掲げられている。所狭しと100を越える作品があった前回のショーとは対照的に、非常にシンプルでゆったりとした時の流れる空間になっている。これを機会にどういったものが生まれだすか非常に楽しみである。

IN YOU 展
会期:2006年5月25日〜6月11日
会場:リヴィエラ・ギャラリー
住所:ブルックリン、ニューヨーク
問い合わせ:tinygalaxy@gmail.com

Text & Photos: Futakawa Yoshitaka

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