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ツリー・オブ・ライフ

HAPPENINGText: Yurie Hatano

ラウンジスペース以外にも、様々な空間がメインフロアを取り囲み、同時進行で想いを積み上げていた。ライブミュージックの傍らでは、わき目も振らずに集中するLOVEドッペル、札幌出身の白鳥絵美を含むアーティスト達が、ライブペインティングを披露する。並べられた大きなキャンパスにゆっくりと豪快に姿を現す、手法も様々な個性的なドローイング。

OCHOとのコラボレーションで制作された、未来路工房の鬼灯(ほおずき)の照明で飾られた存在感のあるクロスのオブジェの向こう側には、神聖な空気が流れていた。
他の、環境プロジェクトや展示、DJフロアなどの空間でも、それぞれにイブの朝まで楽しむ人の姿があった。

見て、聴いて、感じて、触って、味わって、楽しんで、考えて、それぞれの要素が膨大でハイレベル。そして北海道の地に根付いていた。地球を感じようという大きな背景と押し出されたテーマがありながら、少しも重たさや枠を感じない心地よさ。それでいて自然に取り込まれた掲げるべき芯。それらは、主催者が上から主張するのではなく観客と同じ目線で歩こうとする姿勢にあり、ジャンルを超えた表現者達が表現することそのものに感じる喜びにある気がする。

時間にして約半日にも及ぶツリー・オブ・ライフも終盤にさしかかると、ラウンジスペースに積み上げられてきたカミネッコンツリーが完成した。ホワイトマーカーで描かれたみんなの思いやメッセージは、降り掛かる雪のように。ツリーの上に光る銀色の鶴のオブジェが、その願いをのせて緑色の未来まで舞いあがるように見えた。

暖かい気持ちになれた時、人は感謝の気持ちを持つ。だとすれば、ツリー・オブ・ライフが持つ思いの形はもちろんだが、こんなにワクワクできるクリエイティブ空間であることそれ自体が、地球への感謝に繋がる行動の一歩に違いないのではないかと思う。

TREE OF LIFE
日時:2005年12月23日 18:00〜6:00
会場:札幌メディアパーク・スピカ
出演:国内外アーティスト多数
料金:前売 3000円 当日4000円
http://www.treetreetree.com

Text: Yurie Hatano
Photos: Sharima

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