フォンス・ヒックマン「タッチ・ミー・ゼア」

THINGSText: Tim Engel

本は言葉遊びから始まっている。「Touch me There」を「Touch me Here」とし、3ページを、3つの異なった皮膚の3枚の詳細写真で構成している。それらは私たちの身体の一部であり、非常に敏感であり、また私たちの五感の一つである。それは、最も良い形で本のタイトルを反映しているものである。

第1章では社会的なテーマに関しての仕事を紹介している。例えば、カトリック教徒の教会があるヨーロッパでの移住や会社におけるプロジェクトなどで、古典的なテーマを新しい形式で表現している。

スタジオには、一定のスタイルがなく、対象とするものによって彼らの美意識が変化する。いつもオリジナルを求め、今風の流行りのスタイルではなく、常に既存の限界を超越しようと試みているのが彼らの作品スタイルだ。

また、フォンスはドイツの伝統的なデザインへも挑戦を試みている。彼は、11デザイナーを設立し、WMフットボールのロゴを2006年にドイツの為にデザインした。洗練されたドイツのグラフィックデザインが、成熟したポップカルチャー感覚と共にコンセプトの明快さと融合することができることを実証している。

Touch me There
著者:Fons Matthias Hickmann
仕様:472ページ、220 x 280 mm、オールカラー、英語/独語
発売:2005年8月
定価:€39.90 / $59.00 / £29.00
ISBN:3-89955-079-X
出版:Die Gestalten Verlag
info@gestalten.jp
http://www.gestalten.jp

Text: Tim Engel
Translation: Kumiko Masuda

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