SHIFT 2006 カレンダー

THINGS

フレッシュなクリエイター発掘を目的に、オンラインマガジン「SHIFT」の企画で2003年より毎年行われている「SHIFTカレンダーコンペティション」。本コンペティションの応募総数は回を重ねるごとに増え、4回目の開催となる今年は、世界47ケ国から1253作品が集まった。そこから選び抜かれた12作品がそれぞれの月を飾る、小さなアートブックのようなカレンダーとなって誕生する。

さらにそれらの作品は、三菱製紙株式会社の運営するグラフィックス作品プリントアウトセンター「PRINT’EM」の協賛により、「PRINT’EM」ウェブサイトでも1年間展示され、お気に入りのビジュアルは大判ポスターとして購入することができる。

また、2005年12月には、札幌のギャラリーカフェ「SOSO」で、PRINT’EMによりA0サイズにプリントされた珠玉の作品たちが展示される展覧会も行われる。

選ばれた12作品は以下の通り。作者のコメントと作品解説と共に、作品の数々をご覧下さい。


ヨー・グァン・ホン (ニュージーランド)

ニュージーランドの実験的ニューメディアラボ「ハイパーシーサス・ビジュアル・ラボ」創立者の1人。メンバーと共に、インタラクティブ・アート・インスタレーション、グラフィックデザイン、プロダクト、アニメーションなどのニューメディアプロジェクトを手掛ける。多くのプロジェクトが国際的なニューメディアのイベントや展覧会等で取り上げられる。現在は、自然におけるデザインリサーチとセオリーの本「インビジブル・ネイチャー」のプロジェクトに取り組んでいる。

作品解説:
ラは虜にする美しさを持つ。誰もが感じる美的感覚を持つ。バラはいつも楽園のロストガーデンに育つ。何でもないことだが、私達が永遠に残したいもの。

ジョナサン・モリス (イギリス)

イギリスのウェールズで生まれ、そこで活動をするアーティスト、デザイナー。「トマト」の創立者ジョン・ワーウィッカーの個人的なマッピングとライトナビゲーション研究用にノミネートされた、「クリエイティブ・フューチャー」の過去受賞者。最近はフェイ・ブレイクリーと共にデザインスタジオ「Sweet」を設立した他、「ザ・コミュニティー・センター(TCC)」の創立者の1人でもある。TCCは、コミュニティーに触発された、ビジュアルもの全ての所見やコレクションのオンライン・ショーケース。現在は、2006年の展覧会に向けて活動中。

作品解説:
微視的な美の研究。「マイクロシー」というシリーズで、自然のオブジェや生物を探究している。それぞれのイラストはユニークな、個人的解釈や実験によるもの。

デビッド・ルール (イギリス)

1983年生まれ、1988年就学、2002年大学入学。現在はイギリスのサリーにて、コンセプチュアルアートやカルチャー理論、哲学の研究などにフォーカスした作品と共に、フォトグラフィー(フォトそのものよりも学問)を学ぶ。デザインは大切な気晴らし。美的表現の機会。

作品解説:
基本形。形の歴史(そして未来)とは?精密。純粋。誤った方向。

フェルナンダ・コーヘン (アメリカ)

現在はニューヨークシティに在住し、描く。受賞に、「Luerzer’s Archive」「アメリカン・イラストレーション」「ソサイエティ・オブ・イラストレーターズ・オブ・NY」「Graphis」「コミュニケーション・アーツ」「BD&AD」「ADC」「アプライド・アーツ」「ALTpick」「カーヴィ」「ステップ・インサイド・デザイン」など。「ニューヨークタイムズ・マガジン」「コンティネンタル・エアラインズ」「ハーバード大学」「Taschen」「ロナルド・ラウダー」「CNN」「ファースト・カンパニー」「フローント」「ドゥウェル」などにて、フリーや契約の活動をする。

作品解説:
依頼された作品だが、当初の予定通りに「ザ・ニューヨーカー」にて取り上げられなかった。そのキャンペーンの名は「ターゲット・イン・ニューヨーク」という。

グ・ファン (中国)

中国、北京に住む25歳。専門は3Dアニメーション。時々様々な分野に手を広げる。イラストレーター、アニメーション、サウンド、ハンドクラフト、ファッションなど。

作品解説:
世界のインプロビゼーションの制作。この世界、自然は、たくさんの異なる小さな世界や宇宙からできている。

新納英仁 (日本)

1981年生まれ24歳、愛知県出身。名古屋の学校でグラフィックデザインを学び、現在はデザイナーとして働く。

作品解説:
普段からいろんな人の作品を見ますが、最近は作品より人そのものに強い関心があります。作者の考えが一つの形となってこちら側に提供される作品とは違って、人そのものの場合それはまだ形になっていないので自分のフィルタを通すことで自然に形ができあがる、今回はその行為を楽しみました。頭を介さずに絵を描いている瞬間はすごく楽しいので、見てくれた人にも何か感じてもらえたらそれはとてもうれしいことです。

エドバード・スコット (スゥエーデン)

常に寒い国スウェーデン(カリフォルニアより少し大きい国)にて、独自のワンマンスタジオを運営。2004年にイラストレーション、デザインを始め、フリーランスのデザイナーとして、また現在働く「ストックホルム・デザイン・ラボ」の仕事として数々のプロジェクトに関わる。プロジェクトの分野は様々。基本的なイラストレーションから企業向けまで、また、モーショングラフィックスやマガジン編集にも携わる。さまざまな形や規模のプロジェクトと共に、常に新しい活動を展開。

作品解説:
この作品は2段階における、カラー、形、光の実験。バックグラウンドが第1段階であり、実際のイラストはストライプのバックグラウンド上に加えられている。

大石暁規 (日本)

グラフィック・アーティスト。フランス国際マルチメディア見本市「ミリア2001」新人賞受賞を切っ掛けで招かれたフランスのデザイン・チーム「TEAMCHMAN」とともにヨーロッパで活躍。さらにスイスの美術大学「ECAL」で講師をつとめる。この夏、山口情報芸術センターにて「大石暁規/プティボノム展」が開催された。

作品解説:
フランス語で「豆こびと」と言う意味の「プティボノム」が住むモノクロのグラフィカルなミニチュールの都市。

ブライアン・フー (香港)

フーはファミリーネーム。80年代に香港で生まれる。日本のコミックやマンガと共に育つ。香港のシティ大学を卒業。全てのメディアの新しいことに興味がある。現在はフリーランスのモーショングラフィック・デザイナーとして働き、日々精進している。

作品解説:
スチールイメージ上のラインを通して、動きやリズムを表現しようとした。この作品に関してはドラフトから始めたのではなく、流れるままに描き続けただけ。その結果、手の間の存在しないパワーのようになった。ラインや動きの練習のようなもの。

シンボヨシアキ (日本)

1980年生まれ。THE-newworldwearhouse-のグラフィックを担当。フライヤー制作、ジャケットデザインなどから店内壁画、ペインティングなど幅広く活動。

作品解説:
普段聞いている音楽からの影響が大きいと思います。音と音の間や広がり、ループ感などを、抽象的で単純な線と形に置き換えて制作してみました。

レザイ美樹 (日本)

グラフィックデザイナー。1976年生まれ。男。本名。多国籍の血が混じる。東京都在住。2000年よりレコードメーカーにてCDジャケットのデザインに関わる。現在、フリーランスとしてストイックなデザインワークから、ローファイなイラストレーションまでボーダレスに活動中。CDジャケットのアートディレクション、デザインを中心に、ロゴ、装丁、ウェアデザインなどを手掛ける。2005年よりアート活動再開。

作品解説:
感情のおもむくままに、人や形を描いています。
無意識にできあがった生物は「ヘロウ!」と呼び掛けてきたので、みんなに伝えたかったのです。
君は独りじゃない。

小原哲也 (日本)

東京生まれ東京育ち24歳。現在、多摩美術大学在学中。

作品解説:
実験グラフィックの1つ。グラフィックも科学や物理などのように度重なる試行錯誤の結晶であり。その日の状況によってまったく違うものになる。そんな中の1つ。

SHIFT 2006 CALENDAR
リリース:2005年10月20日発売
仕様:All Color / 28 p / 210 x 297mm
価格:1,360 円(税込)
企画・制作・販売:SHIFT FACTORY
取り扱い:SHIFT FACTORY の他、世界各地のセレクトショップにて

SHIFT 2006 CALENDAR 展
会期:2005年12月1日〜29日
会場:ソーソーカフェ
住所:札幌市中央区南1西13 三誠ビル1F
TEL :011-280-2240

PRINT’EM
販売期間:2006年1月5日〜12月26日
価格:A0/10,500 円、A2/8,190 円、A3/3,675 円(税込)

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