クロッシング・ヨーロッパ 2005

HAPPENING


映画フリークの人たちにとって、良い知らせがある。 4月26日から5月1日までオーストリア北部の都市リンツで、第2回目のクロッシングヨーロッパ映画祭が開催されていて、そこでは斬新で領域横断的なヨーロッパ映画の数々が上映されている。国際的に審査されたオーストリアや中央ヨーロッパ、東ヨーロッパの映画やドキュメンタリーは、すべてオーストリアの一般的な映画の手法とは異なっているもので、それらからは文化的な差異やヨーロッパ映画の豊かさを感じることができる。

映画祭は、この年の「ベルリナーレ」で初公開された、中央ヨーロッパや東ヨーロッパ(エストニア、ブルガリア、ルーマニア、ボスニア−ヘルチェゴビナ、ハンガリー、セルビア−モンテネグロ)出身の6人の若い監督による、オムニバス映画「Lost and Found」の封切とともに4月26日からはじまった。

今年の賛辞はスロベニアの二人組み、マヤ・ウェイスとペーター・ブラッツに贈られた。映画制作は彼らの“生活方法”で、彼らはフィクションとドキュメンタリーと実験映像の境界を超越する可能性を模索している。さらに、若い人々と彼らの毎日の生活についての映画は、映画祭のプログラムの中の他のセクションでも上映された。

今年のクロッシングヨーロッパ映画祭のレジデンス作家はドイツ人のコリーナ・シュニットというアーティストで、彼女は自分の写真や映画やビデオワークにみられる、毎日の生活の組み合わせに対する愛情深くありながら皮肉な視点を「Prima Leben(美しい生活) 」という個展で表現している。この地元の作家のセクションでは、北部のオーストリアの映画監督による現代映画とビデオワークが上映されている。もっとも革新的な作品に対しては、6000ユーロの賞金が与えられる。

この包括的なクロッシングヨーロッパ映画祭のプログラムは、現代美術のための「O.K.センター」を会場として、膨大なプレゼンテーションやディスカッションやクラブイベントによって構成されている。100以上もの映画が、ムービーメントとシティ・キノ、それから文化センターのカプー、そしてO.K.センターで、地元の人々や世界中から来た観客に向けて上映される。

Crossing Europe
会期:2005年4月26日〜5月1日
住所:Graben 30, A – 4020 Linz, Austria
info@crossingeurope.at
http://www.crossingeurope.at

Text: Christina Merl
Photos: Courtesy of Crossing Europe
Translation: Ayako Yamamoto

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