ミニチュアドール・ブライダルファッション

HAPPENING


80年代においては、ブーケと共に一対の人形をブライダルカーの先頭に取り付けることが一般的だった。タキシードとウェディングドレスを着ているそれぞれの人形は、花嫁と花婿を表していた。

今となってはそのような習慣は一般的ではないが、それでも、手が込んでいて、美しい、豪華なドレスをまとった人形がなくなることはない。「Doll Me Up !」では、プロのデザイナーとアマチュアのデザイナーの両方がデザインした約100着もの豪華なウェディングドレスを身にまとったバービー人形を一同に見ることができる。

バービー人形は新しい仕立と販売戦略を必要としていて、そのような流れもあってデザイン・コンペが行われたというわけだ。地元の有名なデザイナーから自由な発想を持った学生までがコンペに参加し、ビーズ、レース、フェザーそしてレザーが、バービー人形に次々に重ねられて形になっていった。

バービー人形が本来持ち合わせている容姿、笑顔、そしてブロンドヘアーは、帽子やヘアースタイルからアクセサリーに及ぶディテールによって異なった様子にそれぞれ変化させられた。それらのインスピレーションは、生活のすべてから来ている。感情の激しさや個性や魂を表しているドレスは、ビヨンセの音楽からインスパイアされた。映画からという意味では「ティファニーで朝食を」のオードリーヘッブバーンのレトロとモダンなラインが融合した部分にインスパイアされた。お固いスタイルから大げさなブロードウェイスタイルまで、それぞれの人形はデザイナーの考えるパーフェクトな結婚の形を表現している。

あまりにもたくさんの人形が、笑って観客を見つめている様子は奇妙なものだ。それらは200体もある。ミニチュアのドレスを身にまとっているそれらを見ていると、まるでそれらが実物大のドレスを見ているような気分になる。実際、ドレスを制作するにあたって費やされた苦労や試行錯誤が集約されたドレスを身にまとったそれらの人形は、実際のドレスと同じくらいの価値がある。「Doll Me Up !」では、バービーファンがあたかも自分たちがバービーをドレスアップさせたかのようなスリルを味わうことができるだろう。

Doll Me Up! Bridal Fashion In Miniature
会期:2005年3月24日〜5月8日
会場:The Singapore History Museum
住所:30 Merchant Road #03-09/17 Singapore 058282
TEL:63325642
http://www.nhb.gov.sg/SHM/

Text and Photos: Fann ZJ from npsea Enterprise
Translation: Ayako Yamamoto

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