ヤング・ガンズ 4

HAPPENINGText: Rei Inamoto

ここ最近、「ヤング・ガンズ」という言葉を頻繁に耳にするようになってきた。ニューヨークのアートディレクターズ・クラブは、年に二度、デザインや広告業界で活動する30歳以下の才能ある人材のためのアワードを開催している。1996年に始まり今回が4回目の開催となる「ヤング・ガンズ 4」のオープニングが、9月9日の夜、アートディレクターズ・クラブにて行われた。

「ヤング・ガンズ」が扱う分野は、ADC展と似ており、グラフィックデザイン、イラストレーション、写真、アートディレクション、インタラクティブ・メディア、そして空間デザインとなっている。

初めて「ヤング・ガンズ」が開催された時、そこで展示されたのは地元ニューヨークのクリエイターだけだった。しかし、次第にその幅が広がっていき、アメリカという範囲をカバーするだけになった。そしてついに今年は、初めてグローバルな範囲になった。今回選ばれたクリエイターは、21ヶ国から34組(ほとんどは個人だが)。私自身その一人になることができたのは幸運だった。

展示された作品はとても多様で力強かった。作品を見ていて嬉しかったのは、どれも “かっこよく” しようとしていなかったことだ。何年か前、誰もがその当時の “かっこいい” をコピーしようとするか、フォトショップのレイヤーとフィルターを使って “最先端” のグラフィックを作ろうとしていた。私は今回の展示ではっきりと、そんな意味のないかっこよさの追求の終焉を感じた。アイディアがデザインの良さを語る時代が始まろうとしている。

もし近くに住んでいたり、この時期ニューヨークにいるなら、ぜひ足を運んでみてほしい。

ADC YOUNG GUNS 4
会期:2004年9月10日〜10月22日
会場:The ADC Gallery
住所:106 West 29 Street, New York, NY
http://www.adcglobal.org/yg4/

Text: Rei Inamoto
Translation: Naoko Fukushi
Photos: Rei Inamoto

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