「20 アンダー 45」建築展

HAPPENINGText: Fann ZJ

人はどのように都市計画をしているのだろうか。どのように街を作り上げているのだろうか。何が都市を形成するのだろうか? 莫大な数の人? 記念碑? 様々な活動?

空間は活動する場を提供し、視野を広げ、相互作用をもたらす。シンガポールは現在、デザインに対して積極的な活動をしており、「20 アンダー 45」は、都市のフレームワークを構築し、私たちが存在する環境を改善することに情熱を傾ける、45歳以下の地元建築家を奨励するプロジェクトだ。

私たちの住む場所から、買い物をする場所、祈りをささげる場所まで、様々なプロジェクトの展示を通し、本展は、都市デザインに新しい展望をもたらしている。URA(都市再開発公社)は、このシンガポールという熱帯に位置する都市の、マクロ的なデザイン計画を進めており、食べるところ、休むところなど、どこへ行くにも MRT(ローカルの地下鉄)の方へ歩く必要があるようなものを目指し、慎重且つ詳細に計画している。

ウォン・マン・サム(WOHA)の最新プロジェクト、エンジェル聖メアリー教会は、その大胆な素材の使い方と神を崇拝するための雰囲気を作り上げる光の使い方で、柔らかな空間を作り、建築関係者の中で話題となった。カトリック教会の伝統的慣行に基づいて、バチカンの儀式や規則を、神へと到達することのできる、機能的でありながらも繊細な空間にデザインされている。

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葛西由香
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