サンクスギビング・メイクアップ 2

HAPPENING

11月も終わる日曜日の夜、「DOTMOVフェスティバル」のフィナーレを飾るにふさわしいイベント「THANKSGIVING MAKE UP 2」が行なわれた。これは、今年4月にソーソーカフェで行なわれたメイクアップアーティストの横山美和による「THANKSGIVING MAKE UP」の第2弾だ。


今回は、映像と共に完成するグラフィカルなメイクと80’sをコンセプトにしたヘアメイク&ファッションショーが行なわれ、会場には、参加した人が自由にメイクやネイルを楽しめるブースが設置された。

メイクアップとネイルのブースでは、無料でメイクアップアーティストたちによるメイクやネイルを体験でき、両ブースとも、おしゃれ好きな女の子たちで溢れかえっていた。

メイクを終えた女の子達は、映像をバックにして写真撮影を行うなど、様々な体験をそれぞれに楽しんでいた。

今回のメイクの特徴は、きらきらしたシールをメイクの一部として施すというところだ。ネイルアーチストの制作による手袋もとてもかわいらしくて印象的だった。

そしていよいよ、すべての照明は落とされメイクショーが始まる。白い布に身を包んだモデル2人がゆっくりと登場し、カフェの真っ白な壁の正面に並んだ。照明はいっさいつかない。冒頭で「映像と共に完成するグラフィカルなメイク」と紹介したが、これが今回のイベントを最も特徴づけるものとなっている。

写真を見て頂ければ、一目瞭然だが、映像がすべて照明の役割を果たした。しかし、この映像はそれだけで片付けてはいけない。私は、この映像の新たな可能性とその美しさ、演出力に非常に魅せられた。メイクの進行に合わせて、DJとVJは自在に音と映像を操る。それらのリンクが非常に素晴らしく、幻想的な異空間を作り上げていた。

そしてメイクアップアーティストの横山美和、綿古里真由の2人が、その中で次々とメイクを施していく。私にはその光景が、まるで顔というキャンバスに絵を描いているかのように見えた。鮮やかな色のシールや、羽をつかったり、使うメイクの素材もユニークだった。

モデルの身を包んでいた洋服が、最初は大きな布がぐるりと巻かれたような状態で、剥ぎ取られる度に真っ白なその服は、形を変えていくという演出も興味深かった。

メイクショーが終わると間もなく、ファッションショーが始まった。80年代のファッションに身を包んだモデル達が次々と登場。なかでも会場を盛り上げたのは、「ハニー・ビー」のダンサーの2人。

80年代を思い起こさせる、ファッション、ヘアメイク、映像、音楽、全て要素が融合しあい、ちょっとタイムスリップをしてしまったような感じさえした。

横山美和プロデュースのもと、札幌で活躍する映像クリエイターやデザイナー、スタイリスト、モデル達によってこのショーは作られた。そこからは、チームワークと、若さ溢れる情熱が非常に感じられた。彼女達はこれからまたどんな活動をしていくのだろう。今後の活動も非常に楽しみだ。

THANKSGIVING MAKE UP 2
日時:2003年11月30日(日) 19:30〜23:00
会場:SOSO CAFE(ソーソーカフェ)
住所:札幌市中央区南1西13三誠ビル1F
メイクアップ:横山美和、綿古里真由
ネイル:小島留美、矢野都恵
写真撮影:美奈子
映像:小池普(MOGRA)、小林ゴウ
スタイリスト:小林ヨシコ(CHOP)、工藤サワ(CHOP)
協力:CHOP、SPARMUVO GRAPHIC、THIRTYMINUTES GRAPHICS
料金:前売 1500円 当日 2000円(共に1ドリンク付)

Text and Photos: Naoko Fukushi
Photos: Minako

横山美和:1982年生まれ。2000年よりメイクアップの勉強を開始。2001年「ICE (International Cosmetology Expo) ロサンゼルス大会入賞。2002年にはファッション&メイクショー「Contuniuns Beauty」を自ら主催。また十勝国際現代アート展デメーテル「STYLE」プロジェクトにてファッションショーのヘアメイクを担当。2003年からは、USED WEAR SHOP「ミクロコズム」と共同で、メイクの着替えを提案する活動「ThanksGiving MakeUp」をスタート。2003年4月にSOSOにて、グラフィックとメイクアップの展覧会「ThanksGiving MakeUp」を開催。

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