I LOVE Tシャツ展

HAPPENING


「チャンピオン・オブ・ザ・ユニバース:アイ・ラヴ・Tシャツ」と題されたファッションショーが16日、キャンブリアンホールで開催された。ローカルデザイナーに加え、アムステルダム、パリを拠点に活躍するグラフィック・テキスタイルデザイナー、フレドリック・ダウバルロビン・キャメロンとニール・マッククレランドの呼びかけに集まった。紹介されたTシャツはシルクスクリーンプリント、ステンシル、ソーイングが施されたものが多く、Bボーイダンサーの中を行き来するモデルがカジュアルにステージを動き回っていた。

参加デザイナー:アナ・スリコウスカ、アン・エリザベス・ロー、アニカ・ユザック、アニス・ケスラー、クラウディア・ローザ・ルーカス、ディビッド・リーマン、エリ・ボーノウスキー、フレドリック・ダウバル、キム・ノルコット、ランス・セルズ、ルーカス・ジニオティス、モーガン・ワット、ナタリー・パオリネリーニール・マッククレランド、ニック・ピットマン、ニーナ・パルマー&ラリー、パナジオティス・サガリス、ロビン・キャメロン、ショーン・コギンズ

ロビン・キャメロンはガールズバスケッボールチームのユニフォームを製作。グレイド8の頃、憧れのバスケットボールチームに仲間入りできなかったという彼女。「もう少し背が高ければ・・・そんな願いはもう必要ないわ、だって独自のチームを(このショーで)築けたもの。カラフルなユニフォームとトロフィー付きでね。」と語る、彼女の少しタイトでセクシーなユニフォームはバスケットボールを楽しむモデルたちにより元気に紹介された。

フレドリック・ダウバルはクラシックフォークなデザインを「アイ・ラヴ・アダム」のテキストでスタイリッシュなものに仕上げる。トレンドを意識せずに、独自のトレンドを築く。彼女のこだわりが上品で繊細なシルクスクリーンTシャツから伝えられる。

公民館のような空間は、ミゲル・ダ・コンセイサオのテープ・ドローウィングによりモダン化されるものの、ハイアートやトレンドを意識したファッションショーからはかけ離れている。サイクルが早いファッショントレンドを追うばかりではなく、ローカルコミュニティにフォーカスするバンクーバーはローカルデザイナーにとって活動しやすい環境にちがいない。このイベントもコミュニティ色が強い。例えば、会場となったキャンブリアンホールはバンクーバーのさまざまなコミュニティが利用する会館であり、今回のファッションショーの利益はすべてダウンタウン・イーストサイド・ウーマンズセンターに寄付されることになっている。ウーマンズセンターは治安の悪いイーストサイドに対するサポート、パブリック・アウェアネスの向上キャンペーンの開催や、女性や子供が暮らしやすい環境作りに取り組んでいる。また、ファッションショーで紹介されたTシャツはガスタウンのクローズショップ・ドリームで販売される。もちろんこの売上もすべてダウンタウンイーストサイド・ウーマンズセンターへ寄付される。

バンクーバーで盛んに開催されるファッションショーやアートエキシビションを通し、若者たちはタイトなネットワークを築いていく。この都市からグローバルに羽ばたいていく彼らを常に支えているのは、自由に才能を発揮する空間を与えつづけるコミュニティがあるからにちがいない。

Champions of the Universe
I Love T-shirts

会期:2003年6月16日(月)
会場:Cambrian Hall (Welsh Society)
住所:215 E.17th Ave., Vancouver, Canada
TEL: 604-876-2815
fgevans@direct.ca
http://wapnw.org

Text and Photos: Aya Takada from SML-(6j6)

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