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MCヤン

PEOPLEText: Calvin Ho

香港のラッパー、グラフィティ・アーティストで哲学者、コンセプチュアル・アーティストの MCヤン(MC YAN)に会う。

MCヤンは近頃いたるところで活躍している。LMF(レイジー・マザ・ファッカ)の最新アルバムのほかにも、メディアへの登場では最近のナイキのインターナショナル・キャンペーンが日本のストリートを爆破していく彼をフィーチャしてる。またMCヤンは評判高いビートジャグラー、DJクラッシュとDJトミー(1996年のDMCワールド・チャンピオン)と共にスペシャル・プロジェクトに取り組んでいる。多忙を極めるMCヤンのスケジュールの合間をぬって彼の最近の動向について語ってもらった。

あなたの経歴を教えてください。

香港で生まれ、高校時代にフランスへ渡って香港へ戻るまでの7年間向こうで勉強をしました。戻ってきてからはずっと香港で暮らしてます。

あなたの違った一面はなんでしょう?

フランスから戻ってすぐにNTというバンドを組んで主にハードコア・ヒップホップをプレイしていました。当時はレッド・ホット・チリペッパー(白人ラップ)から音楽的な影響を受けていて、ボン・ジョビみたいなロックは全然好きじゃなかった。聞くという意味での音楽嗜好は多岐にわたっていて、それを今度新しく組んだ LMF(レイジー・マザ・ファッカ)では取り入れていて、つい最近、セカンド・アルバムをリリースしたばかりです。

一人のアーティストとして人々へ伝えたいことは何ですか?

香港ローカルのアートシーンは文化では全くなくて、ただ単に展覧会だということを知りました。僕は自分自身の文化、僕自身の言葉をここで始めたい。チャイニーズ・ラップの場合、まだ誰も広東ラップのシステムを完成させていません。(広東ラップに)歴史のない今、僕の使命は過去の中国文学の構造をラップを通して今日の文学に書き換えることです。中国古典文学は、技術的には、全てうまくいっています。

それを今日考察し、使うには、違うように見る必要があります。中国伝統オペラが音声学的にどう働いているのかを研究していて、そしてそれを今日のより西洋化されたアプローチで社会イデオロギーに流し込むことを試みています。中国文学と詩にはそういう試みはなされてこなかったので、とても新しいことです。僕は新しい文化を作ることを応援したい。とても難しいことだからといって、僕たちにできないということではないのです。

僕にとって芸術、哲学そして音楽は一緒に走るもので決して矛盾しません。全ては内から出てくるもので、僕の一番のメッセージは中国文化を反映することです。僕らのグラフィティ・チーム CEA(Chinese Evolutional Aerosol)はこのことを伝えるためのもう一つの媒体です。僕らは中国の文字(漢字)と 3Dアプリケーションへと移行しているところです。

香港の人たちへの責任はなんでしょう?

僕は、ストリートで何かしている人々と互いに影響しあい、定期的に他のアーティストとも会って、タッグを交換しています。現在は、だいたい3から4人のチームが15ほどあって、ゆっくり大きくなってきています。この段階では、そんなに急いで先駆者やリーダーになろうとは思いません。僕が考慮していることはLMFコミュニティーが一つになっていくことです。

あと香港ローカルの人々が僕のことを外国生まれではないということを知ってもらいたいな。僕は彼らと同じくらいに中国人だということを知ってもらいたいと思っています。言いたいのは、ここの教育システムはどうしようもないということ。全て受け身で、自分で消化したり、分解したりして、「どうして?」と問うことを考えないんだ。

生涯を通して成し遂げたいことは何ですか?

自分の作品や仕事が中国の人々のことをよく考え、かつてそうであったように、中国人が世界へ影響を及ぼすような影響を与えられることを願っています。箸と醤油みたいに。

Text: Calvin Ho
Translation: Shinobu Koike

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