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アーバン・ゲームズ

HAPPENING


ロンドンの夏は雨さえ降らなければ野外イベントが一番のお楽しみであろう。毎年7月27日から三日間かけて南ロンドンのクラップハムコモンで行われるイベント、「アーバン・ゲームズ」もその一つである。一週間前までは“今年の夏も終わり”と言われるほどの寒波が続いたが、この三日間は30℃を超え、夏らしい日々を迎える事が出来た。

アーバン=都市。アーバン・ゲームズとは都会でも出来る遊びを集めたイベントである。都会のゲームと言っても家に閉じこもりテレビの前に座りコンピューターゲームをするだけではない。ここにはBMX、スケートボード、ブレイクダンス等のコンペから野外コンサート、グラフィティーアート、そして個性的なボーダーやグラフィティーのグッズを扱ったマーケットがあり、都市に限らず何処でも遊べるグッズを集めている。

イギリス中から集まったグラフィティーアーティスト達がこのイベント用に建てられた壁4方面に三日間かけ作品を創作するのはイベントの柔軟性と快楽性がよく出ている。グラフィティーアートは公の日当たりに出ることが少ない芸術創作であり、本来アングラの中の底部と言ってもいい。しかしこの3日間、アーティスト達は太陽の下で誰に躊躇されずに伸び伸びと思い思いの作品を描く事が出来る。

グラフィティーとは、まさに個性を公に表わす芸術である。同じような作品は全くない。デザインは最も重要であり、ドラフトや写真資料などを持ち、事前に練ったアイディアを客衆の前で描き上げる。

このイベントの素晴らしいポイントは、たとえ観客として来ていても参加者との間にバリアがない為気軽に話しかける点である。ブランクキャンバスを持参し作業をしているアーティスト達からサインやタグをスプレイしてもらっている人や、どう考えても反作用がありそうだが体中にタグをスプレイしてもらっている若者達。(アーティストと観客双方の)参加者皆が、対等の立場で互いに接している。
こういった和気藹々とした違環境で創作活動をすることで、良い物やアイディアが生まれるのだろう。

Text and Photos: Natsume Shiroyama

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