オットー・チャン

PEOPLE

利益が出ることが第一とされる香港では、売れ線のものが次々と出てくる。そのトレンドの変化は目まぐるしいほどだ。自分のスタイルを持ち、センスのいいものを作っていても、流行筋のものでなければなかなか日の目を見るのが難しいところでもある。だからといって、才能ある若手クリエーター達がなにもしないでいるという訳ではない。
今回は、「‘+01 Mix Media Movement’」 を運営しているオットー・チャンにインタビューをし、香港でクリエーターであることの様子を語ってもらった。


最初に自己紹介をお願いします。

オットー・チャンです。香港生まれで、ここで学校へ行き、生活をしています。
7年ほどエレクトリック玩具のグラフィック・デザインに従事(実際のところ、退屈なものだった)。近年になって、マルチ・メディアとウエブ・デザインを始めました。

‘+01 Mix Media Movement’ について教えてください。

僕とパートナーの MK Chan が1997年の中頃に始めたサイトで、98年1月上旬の “Macromedia Shocked site of the date” に選ばれました。このサイトでは、インターフェイス・デザイン、そしてなにか興味深いこと、新しいことを実験的に試みています。左側にいつも現われるナビゲーション・バーには飽きてしまったとも言えるかな。

最近はどんな仕事をしていますか?

時計会社のフロッピー・プレゼンテーションとウエブサイト・デザイン(www.innomind.com.hk)。それと、ゲームとエレクトリック教育玩具のインターフェイスを現在デザイン中です。


現在の香港グラフィック・デザイン・シーンについてどう感じますか?

アラン・チャンが日本などでは一番有名な香港人デザイナーなんだと思うけど、実際には、他にも若くて才能のあるグラフィック・デザイナーが多くいます。The Amazing Twins とかウィン・シャとか…。
香港でグラフィック・デザインをして利益を挙げるのは容易じゃない。お客はいいデザインを得るためにお金を使うということを滅多にしないんだ。彼等はありきたりのデザインをより安く得ることを大抵の場合望んでいて、この傾向は、不景気になってより顕著になってきている。
そして、香港人のアートや美的センスは、全体として想像以上に低くて、ヌードをモティーフにした彫刻がしばしば猥せつなものとされたりするんだ…。

日本へは行ったことがありますか?

東京へ2回行きました。とても良かったです。始めて日本を訪れたときに、とても綺麗な女性を空港の税関で見かけて、いい印象を受けました。
日本は不思議な国だね。新(テクノロジー)旧(伝統)のフュージョンがすごくいい。そうだ、僕は20471120が好きです。

好きなウェブ、グラフィックデザイナーはいますか?

グラフィック・デザイナーは、Neville Brody、Philippe Starck (もし彼がグラフィックをしたとすれば)。
ウェッブ・デザインは、www.giantrobot.com。

最後に、今後の予定を教えてください。

やりたいことは沢山あるんだけど、時間が充分にない。次に予定しているプロジェクトは、グラフィックからファッションまで香港地元のデザイナーの手によるプロダクトに的を絞ったオンライン・ショップです。

Text: Shinobu Koike.

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