グルーヴィジョンズ

PEOPLEText: Ako Masuda

アコ:現在のグルーヴィジョンズのメンバーは、イトウさん、斎藤さん、はらさん。それから若手メンバーの、ヤマノさん、サワダさん、スミオカさんですよね。その他にも何人か出たり入ったりしてるって聞いてますけど、今はこの6人?

イトウ:そうですね。

チバシ:ベースを京都から東京に移したのはどうしてなんですか?

イトウ:東京はアレなんですよ。もともと東京での仕事が多かったんで往復がしんどくなって・・・っていうのが一番大きな理由です。

アコ:グルーヴィジョンズってもともとは「グルーブクエスト」っていうユニットだったんですよね?

イトウ:うん、そうなんだけど、ややこしいんですよ。最初はグルーブクエストっていうDJチームからはじまって・・・。

アコ:え?最初はDJチームだったんですか?

イトウ:そうなんですよ。でもそれは僕ではなくて、他の人が中心だったんだけど。

チバシ:じゃ、グルーヴィジョンズっていうのは?

はら:それは最初小西さんの命名で・・

イトウ:「グルーヴィジョンズ BY グルーブクエスト」っていう名前を小西さんが使いだして。それでいつのまにかケツが取れたっていう。

はら:最初は斎藤さんとイトウさんの2人だけで。ピチカートのツアーの時の映像を作ってたんですよね。

イトウ:そうだね。

アコ:斎藤さんとイトウさんってどうやって知り合ったんですか?

イトウ:クラブです(笑)

アコ:クラブ(笑)。やっぱりメトロで?

イトウ:サウンドインポッシブルの田中知之さんっていう人が主催のイベントで。

アコ:田中さんって京都の人なんですよね、そういえば。

イトウ:そうそう。彼と松山さんと僕でクラブでイベントをやってたりして、それで映画に詳しいことで有名だった斎藤さんを呼ぼうっていう話になって。その時に田中さんに斎藤さんを紹介してもらったんです。

チバシ:田中さんっていうのはどういう方なんですか?

イトウ:サウンドインポッシブルとかファンタスティック・プラスチック・マシーンとか音楽ユニットをやってる人。

アコ:DJもやってるけど、リミックスとかもやってますよね?イトウさん達と仲のいい松山さんっていう人と2人で京都で活動していた人です。今は東京で小西さんのイベントでDJやったりしてますよね。ちなみにその松山さんというのは、メトロでやってたグルーヴィジョンズのイベントには欠かせない素晴らしい超モンドDJなんですよ。みんな、踊るに踊れないし笑っていいのかいけないのか分からなくて、フロアに何とも言えない緊張感がただようっていう(笑)。

イトウ:(笑)。

チバシ:その頃作っていた映像ってどんな感じだったんですか?

イトウ:今と一緒ですよ。

チバシ:じゃ、ディレクターとかガシガシ使って?

イトウ:そうです。

チバシ:イトウさんがマックを使いだしたのは?

イトウ:90年くらいから。最初はプラスの前のダイナマックとかそういうのを使ってました。ムービーをやりだしたのは91年くらいから。IIfx使って。

チバシ:その時ディレクターってもうあったんですか?

イトウ:ありましたよ。その頃はバージョン3.0くらい。

アコ:その時動画を扱えるソフトってディレクターしかなかったとか?

イトウ:ですね。クイックタイムがまだなかったから。

アコ:ディレクターを一番最初に触ったときって感動しますよね。ああ、動く!みたいな(笑)

イトウ:したした(笑)!

はら:簡単だしね。

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