江角泰俊
PEOPLEText: Mike Sullivan
江角泰俊はロンドンのセントラル・セント・マーチンズを卒業し、以前はアレキサンダー・マックイーンや、ニットデザイナーとしてアクアスキュータムへ勤務した経歴を持つ。イームズ・ハウスに着想を得た彼の最新のコレクションでは、その発想をコレクションのみならず、ランウェイにも表現しており、ショーではモデルたちが組み立て式の部品からできた廊下のような長いケージを歩いた。
2010年に彼自身のブランド「ヤストシエズミ」を立ち上げ、東京のオフィスから発信している。新人デザイナーを発掘する「第3回シンマイ・クリエイターズ・プロジェクト」の参加者にも選出され、毎年東京コレクションに参加している。2012年にリ・デザイン株式会社という自身の新しい会社を設立し、2013年にはミラノ・ファッション・ウィークでANTEPRIMA + YEというコラボレート・プロジェクトを紹介した。
ファッションデザイナーになったきっかけはどのようなことだったのですか?
初めて服を作ったときから、その感覚がとても好きだったことですね。
普段の一日について教えてください。
いつもは午前中にミーティングや連絡を終わらせ、午後はデザインや作業に集中します。
最新のコレクションのデザインについて教えてください。どのようにチャールズ&レイ・イームズによるイームズ・ハウスのインスピレーションを得ているのですか?
デザインとは何かについて研究しながら、どのようにデザインを表現するかを決めるのに苦労していたとき、組み立て式のパーツをアレンジしたイームズ・ハウスのコンセプトに出会いました。このコンセプトはファッションにも生かせるのではないかと思いました。
クリエイティブの源はなんですか?デザインを通してどんなメッセージを伝えたいと考えていますか?
私のクリエーションのコンセプトは常に「ロジック」です。いくつかのテーマの探究を通じて、それらにある論理的な考え方を見つけたいと持っています。つまり本来あるべき姿です。
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