OFFFフェスティバル 2007
ジョシュ・ニモイが、モーション・セオリーと彼の作品を紹介する。
ジョシュ・ニモイ
ジョシュ・ニモイは、ファインアートのバックグラウンドを経て、すぐにスクリプトのグラフィックの美しさを探り出したのだ。「Balldroppings」のデモンストレーションでは息をのむほど美しいインタラクティブオーディオヴィジュアル作品を見た。
モーション・セオリーへの貢献を見せ、締めくくる彼。ジョシュは、クールなコマーシャル「HPファレル」、「バド・セレクト」そして「ナイキ・ワン」のスクリプト、アニメーションパートを担当した。
ドイツのオーディオヴィジュアルアートの話になると、ミニマルだとかエレクトロといった単語が現れてくる。カールステン・ニコライ、オラフ・ベンダー、そしてフランク・ブレッシュナイダー.が彼らの業績、ライブパフォーマンスについてステージで語っている。実は彼らのセッションはフランク・ブレッシュナイダーのパフォーマンスから始まり、白黒のエレクトロニックオーディオの動きにまるで浸っているかのように感じたものだ。
フランク・ブレッシュナイダーのオーディオヴィジュアルパフォーマンス
その後で、オラフが音楽と科学、そしてヴィジュアリゼーションを実験するアーティストをフィーチャーしたレーベル「ラスター・ノートン」について話し始めた。フランク・ブレッシュナイダーや坂本龍一なども参加している。オラフがラスター・ノートンによって編集されたパッケージデザインやジャケットなどについて話す。
カールステンはアートと科学の両方の分野でよく知られているアーティストであり、オーディオ周波数の映像化と生成の様々なインストールとパフォーマンスのフォームに力を入れている。シンプルなオーディオヴィジュアリゼーションの実験なのだが非常に印象的で、カールステンはCDオーディオ出力をTVビデオ入力の中につなげ何が起こるか調査するのだ。賢いやり方である。
左から、オラフ・ベンダー、カールステン・ニコライ、フランク・ブレッシュナイダー
セッションは爆音のかなりいかしたパフォーマンスで幕を閉じた。音楽が体の中に入ってくるよう!二日目は二人のOFFF代表によって終わろうとしている。ネヴィル・ブロディとジョシュア・デイビスは、このフェスティバルのタイトル「Re:fresh!」について討論をしている。
ネヴィル・ブロディ(左)とジョシュア・デイビス(右)
ネヴィルとジョシュアは仕事に対してかなり違ったアプローチを持っている。ネヴィルはわりと大きなチームで働くことを好み、ロンドンやパリ、ベルリンやニューヨークといった都市に事務所を持ち、コンスタントに人々の反応を得れる環境に身を置くことにしている。また、デザイナーのメッセージを社会に印象づけることにとても真摯に取り組んでおり、それに対して責任をも感じている。
ジョシュアはそれに対し、小規模で活動する方が好きなようだ。(彼のスタジオには3人以上は入れないらしい)時々お金になる仕事をして、その他の時間はリサーチに打ち込みたいのだそう。過去のフェスティバルでも人気の高かった、彼のプロジェクトデモンストレーションをもう一度見ることができた。
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