「101.3 KM」展

HAPPENINGText: Emanuelis Ryklys


Kestutis Grigaliunas (Vilnius)

どれほどの数があるかわからないが、様々な違った形のスタンプが、明るく照らされた長いテーブルに繋げられている。スタンプテーブルで遊んでみないかと招待してくれたのがケストゥティス・グリガリュナスだ。


Kestutis Grigaliunas (Vilnius)

彼の記憶にある初めてのスタンプは、幼少時代のパイオニアガール&ボーイだった。私達にも見せてくれたが、今の彼は驚くほどのコレクションの持ち主である。手に取って、スタンプしよう。


“Liquid Cube”, Saulius Paliukas (Vilnius)

ビデオアーティスト、サウリウス・パリウカの作品「リキッド・スペース」、もしくは「リキッド・キューブ」と名づけてもよいだろう。このアーティストにとっては、とてもありふれた手法だ。ライブペインティングが素敵だ。


“Journey”, Aleksas Andriuskevicius (Kaunas)

歩く。寝転がった姿勢で歩く。「ジャーニー」というアレクサス・アンドリウスケビシウスによるビデオフィルムがカウナスのホールでのパフォーマンスとして始まった。人を驚かし、ハッピーにさせるシンプルな方法。自分で試してみては?うまくいくはず。


“Through Freedom”, Gintaras Cesonis (Kaunas)

ジンタラス・セソニスのコレクション「スルー・フリーダム」からの写真。完璧にカナウス。カナウスではいつもショートスカートを履いた女の子がフリーダム通りを歩いている。春、夏、秋、冬など関係なく。少々変だが、これがカウナスの社会生活であり文化生活だ。フリーダム通りはいつもキャットウォークのようだ。毎日、特に週末。背景にはカウナスの中央郵便局が見え、角が丸まったスタイルのビルがこの町に沢山存在する。とても気に入っている。今回の展覧会の中で私が一番好きな作品、ジンタラスの写真に大きな拍手を。

カウナスピクチャーギャラリー、メノ・パーカス・ギャラリーは、2006年9月15日から10月15日まで開催。

101.3 KM: Competition and Cooperation
会期:2006年9月8日(金)〜10月29日(日)
会場:CAC (Contemporary Art Centre)
Address: 2 Vokieciu, 01130 Vilnius, Lithuania
https://cac.lt

Text: Emanuelis Ryklys
Translation: Rie Maeda
Photos: Emanuelis Ryklys

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