ディスラプティブ
PEOPLEText: Kentaro Yamada
ギャラリーの奥のスタジオではアーティストがスプレーペイントを器用に使い、Tシャツから金属、家具などいろいろなメディアが次々と新しい作品へと生まれ変わっている。
それにしてもここのスタジオ、いろいろな人が行ったり来たりしていて非常に元気がある。今では、20人ほどのメンバーがここを中心に活動しており、話を聞けば聞くほどヒップホップに関することを、いろいろやっている。
メインのグラフィティーデザインをはじめ、映像制作、ラジオ番組、ヒップホップの音楽イベント、DJワークショップ、ブレイクダンス教室、ギャラリーでの展示、そして、ディスラプティブ・マガジンの出版などなど、本当にエネルギーのある人たちだ。
今展示されているのは、ドイツ出身のグラフィティーアーティストの作品だ。ニュージーランドの看板をはがしてきたようなものにスプレーされた作品が目を引いた。また彼は、ここのスタジオで寝泊まりしているようで、アルバイト先のカフェから大量に余ったサンドイッチをもらってきてみんなに分けたりしていて、家族的な雰囲気だなと感じた。
ディスラプティブ・マガジンは、年に2回出版されていて、ニュージーランドのグラフィティー・アーティストの作品を中心に構成されている。 また今回で4号目となり、今回からはレジデントDJによってニュージーランドのヒップホップミュージックをミックスしたCDがついているそうだ。
ジョニーによると、彼らはディスラプティブ・マガジンを海外へ情報発信するツールとして、現在海外ではオーストラリア、日本、アメリカ、ヨーロッパで販売されているそうだ。中でも日本への進出を次のステップとしたとの話だ。ビジネスマネージャーのデイルドレが日本に住んでいたこともあり、来年にはニュージーランドのアーティストのグループをまとめて日本各地を訪れるツアーを計画しているそうなので読者の中でも彼らに興味のある方はメールを出してみてほしい。
DISRUPTIV
時間:10:00〜18:00(土・日曜日12:00から)
住所:145 Karangahape (K) Road, Auckland
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Text: Kentaro Yamada
Photos: Courtesy of Disruptiv