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プレローデド

PEOPLEText: Izzy Lee

ほとんどのデザイン事務所が、デザインのバックグラウンドを持った人材を欲していますが、あなた達はどうですか?バックグラウンドはどのような物なのでしょう。もし、デザイナーを雇うとしたら、どのように雇い、コラボレーションの決定をしますか?

デザインメディアにおける私達の経験を総合すると、私達は様々な多くのプロジェクトに取り組み、沢山の才能ある人達と活動してきたと言えます。私達のは、新しいメディア、古いメディアの全ての要素での技術を網羅する様々な人材とのコネクションがあります。また、リンクダップを通して世界中の最も才能ある人達の何人かとも、コミュニケーションすることができます。もし私達がプロジェクトのために何か必要だと感じるならば、フルタイムで働く人を雇わない方が言いト思います。そのプロジェクトのための期間だけ専門の人と契約するか、プロジェクトのある分野に限って一緒に働くと言う事になるでしょう。

例えば、最近行ったコカ・コーラのためのプロジェクトでは、サウンドデザイナーのニゲル・ハリスにオーディオの全てを依託しました。自分達が知っていて、信用でき、熟達した、プロフェッショナルなそれぞれの分野でのエキスパートと共に活動します。ベストなチームを組んで特別なプロジェクトのために活動する事ができると言う事です。これは、私達がクライアントに説明して、大きな企業と仕事をしてきた事に対する確実な強みでしょう。

著明なクライアントを相手に作品を制作する(テクニカルな)プロセスを教えて下さい。

プロジェクトの数が増え、サイズが大きくなるに伴って、自分達の仕事のやり方を確立し、仕事がより良く運営されるようなプロセスを実行してきました。失敗と発見から学び取り、常に改良を重ねてきたと言う事です。技術的には、ソフトウェアとハードウェアのツールを使うにつれ、変化します。それで、今年の大半をマクロメディア・フラッシュをベースにしたウェブサイトに費やしました。グラフィックスが最高の手法である以前に、あるいはそれと同時にプロジェクトの機能(プログラミング)で取り組んでいたのです。形が機能に追いつかなくても、中間でうまく折り合うということですね。

最近の作品について教えて下さい。進行中のスペシャルワークはありますか?

プレローデドは、風変わりなフィルム・ビデオプロデューサー、ハンマー&トングズのために新しいオンライン環境を生み出しました。彼等は、ブラーやモロコ、REM、その他のミュージシャンのビデオで有名で、現在はフィルムプロダクションをフィーチャーする方向に移っています。

トングズヴィレ」の裏にあるコンセプトは、シンプルです。奇妙な所はハンマー&トングズのチームのアイディアと作品のなかで起きている、おかしな出来事を視覚化するために作られた、表通りも裏通りも暗い都市。プレローデドは、その都市のクリエイティブコンセプト、デザイン、構築を担当しました。

フラッシュをベースにしたメインシティは、生活の小宇宙だ。天候は、気象衛星からの正確な情報を常に集めるシステムを用いて、ロンドンの天気と同じになるように設定されています。ですから、ロンドンで雨がふればトングズヴィレでも雨が降ります。日々、日中と夜の長さ、月の満ち欠けさえもハンマー&トングズ・オフィスで緯度と経度から計算されています。ポピュラスや、シムシティといった昔のゲームのオンラインバージョンのようなものですが、現実世界とつながっているのです。

見る事もできるし、ノーマルモードの街や人達と遊ぶ事もできます。あるいは、「G」のキーを押して「ゴッドモード」に入り、時間やそれを構成する物で楽しむのも良いでしょう。このサイトは、日々の時間とユーザーの興味に応じてランダムに行われるイベントを提供し、この都市でより良い時間を過ごしてもらえるようになっています。建物を調べると、みんながハンマー、トングズと話す事のできるサブセクションにたどり着きます。そこでは彼等による最新のビデオを観たり、ニュースを拾い読みしたり、ブランド化された商品を購入する事も可能です。

また、プレローデドはブラウザをベースにした管理システムをもち、ハンマー・アンド・トングズは街のキーとなる全ての要素と世界各国の建物を彼等の豪遊ライフスタイルに当てはめアップデートしています。つまり、映画や新聞や、その他このサイトの沢山の物のコンテントをフラッシュファイルを開く事なくアップデートできるということです。

この街をぶらぶらと歩くというコンセプトは、将来のこの街の発展に貢献するでしょう。財政はパートナーや第3者の仲間によって、支えられる予定です。現在工事中のスペースや新しい展開を買い取ってもらうのです。

一見シンプルに見えるこのプロジェクトは、全てのプレローデドの作品の価値を反映しています。基礎にある複雑なフラッシュとプロジェクトのバックエンドは、せせこましいながらに、ユーザーに届くような透明感をもっているものです。

コカ・コーラ社の新発売のソフトドリンク「アライブ」のオンラインブランドのために構築、デザインされたサイトです。総合キャンペーンの一部として作られたこのサイトは、12歳から16歳までの子供をターゲットにしています。対戦ゲームやおもちゃをフィーチャーしたコンテントに彼らを熱中させることに商店を起きました。そして、それはいかにユーザーが「アライブ(活き活きとしている)」かという尺度にもなります。早いテンポで展開されるゲームは、子供だけにとどまらず大人も熱狂的に巻き込んでいけると思います。

このサイトの核の部分を構成する一人/2人で遊ぶゲームでは、ユーザーはコンピューターや同じキーボードを使う友達と対戦する事ができます。個々に遊ぶ事もできるが、次々とゲームが繰り広げられるトーナメントセクションに入る事もできます。うまくやれば、ハイスコアの表に自分の名前を記す事ができます。このサイトは、もともとはミニOSですが、マクロメディア・フラッシュを使って描かれ、バックエンド、ハイスコアシステム、ユーザートラッキングシステムは、このプロジェクトのために特別に構築されました。

私達は、ヨーロッパの「インタラクティブ」のテレビチャンネルやアメリカ内外の音楽関係の会社のブランディングとデザインに取り組んでいます。でも、現時点では極秘です。

職場はどんな感じですか?環境や雰囲気は?特別な住環境のような物があるのでしょうか?

シティの片隅にある緑のオアシス、ホクストンスクエアに私達のオフィスは面しています。ホクストンスクエアでは、天気が良ければ沢山の人達が一緒に、仲良く芝生の上でサンドウィッチを食べるようなところです。私達みんな、ふだんは一緒にお昼を食べに生きますが、人数が増えると大きなテーブルのある席につくのが大変なので、ホクストンスクエアに座って食事を取ります。また、ドット・コムがダメになってから、以前のように競争が激しく、ニューメディアデザインの会社多数とひしめき合っていた頃からくらべると、企業がアイディアや考え方を共有する時間が増えたように思います。コミュニティの波動があるというのは、良い事です。これは明らかに、レストランやカフェや、得にバーが近くにあるおかげです。

私達のオフィスは、木の床をもつ広々とした白いスペースです。いつも小物や、ちょっとした機械や、おもちゃがいっぱい転がっています。アタリ・ダンクショットのアーケードマシーンを過ぎるとすぐ、キッチンエリアとシャワーがあります。ですから、いつも清潔でいられるし、食事もとれます。机やコンピューターのそばを通り過ぎ、オフィスの奥まで行くと、白い革製の古くて大きな8人掛けの長椅子があります。「ポルノカウチ」と呼んで愛情を注いでいます。それから、ストレスがたまった時のためにパンチバッグと、ワイドスクリーンのテレビがあり、70年代後半から現在までのビデオゲーム機器も山積みになっています。

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鈴木将弘
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