E13
PEOPLEText: Satoru Tanno
今回SHIFTのカバーグラフィックを制作してくれたのは、ニューヨークのダウンタウンを拠点に活動している「E13」のエリック・ローズヴィアー。
先月発売された「GASBOOK04」へ提供した作品も、彼のサイト同様、いい感じのジャンクさで、ニューヨークのメジャーなグラフィックシーンとは対称的に、ストリートからその個性を強烈に見せつけている。
彼がいま手掛けている、オリジナルCD-ROMや、サイト「E13」の活動についてなど、いろいろとお話を伺った。
まず、自己紹介をおねがいします。
エリック・ローズヴィアー、24歳。二年前に友人の紹介でニューヨーク、ソーホーにあるデザイン事務所で働き始めたのがコンピューターに接したきっかけですが、そこでの仕事は本当につまらない仕事ばかりで、ゴミ箱のゴミをかたずけたり、モニターのほこりを掃除したりというようなものでした。
とはいえ、その時にコンピューターに接して、いろいろなことを遊びながら学べたことは良いことでした。よく仕事が終わった後や、時には夜を徹して自分で試行錯誤をしながら色々な事を学びました。
自身のサイト「E13」について教えてください。
「E13」は約一年ほど前に始めました。自分でも何が自分をそうさせるのか良くはわからないのですが、きっと自分のアイディアやその結果を見るのがただ楽しいのではないのかなと思います。本当にいろいろな人から反応があります。『いいねー、凄いよ、君は何者だい?』とか、『なんてひどいサイトだ!何か違う事でもしたらどうだい?』なんて言う人もいます。ともあれ、そういう反応があることもまた「E13」を続けさせているのかもしれません。
最近の活動を教えてください。
GASBOOK04に作品を提供した他、現在は「E13」のオリジナルCD-ROMの制作に取りかかっています。自分の為の作品創りに時間を費やすのは好きですが、多少の収入を得るためにフリーランスでHTMLを書き込んだり、フォトショップやディレクターでちょっとした作業をするような、つまらないものもあります。実際、あまり時間をかけるべきものではないのですが、そのような仕事からも何か得るものがあって自分の作品に生かせることができるかもしれません。
「DAY-DREAM」のデヴィッド・オッペンハイムと仲が良いようですが、普段会うと、どのようなことをしてるのですか?
デビットはとても良い友人です。普段はこれといって何かするというわけではなく、共通のプロジェクトとか、一緒ににしたい事やなんかについて喋ったりしてます。そんな感じです。
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