アモアコ・ボアフォ 展「黒人のたましい」

HAPPENINGText: Saya Regalado

オーストリアのウィーンを拠点に活動するガーナ出身の画家アモアコ・ボアフォがサンフランシスコのアフリカン・ディアスペラ美術館(MoAD)で初の個展「黒人のたましい」を開催している。MoADは、COVID-19の発生により、1年以上展示スペースを閉鎖していたが、10月21日に再開、新しく改装を行った展示スペースで、世界的な5名の黒人アーティストを紹介する企画展の一つとして、アモアコ・ボアフォの特集が組まれた。


Amoako Boafo, Black and White, 2018. Oil on Paper. Courtesy of the artist, Private Collection and Roberts Projects, Los Angeles

MoADは、アフリカン・ディアスポラ(移民)の歴史、芸術、文化を紹介することを目的に2005年に設立され、以来、アフリカを離れ世界中で活動を行う、世界中のコミュニティや文化に影響を与えてきた現代のアフリカ人の姿を美術を通じて紹介している。


Amoako Boafo, Green-Clutch, 2021, Courtesy of Mariane Ibrahim

アモアコ・ボアフォは、本来、商業的に絵を描く画家ではないが、市場でもその価値が高まっており、クリスチャン ディオールがボアフォとのコラボレーションで、2021年のメンズ・サマーコレクションを発表するなど、アフリカン・アートの旗手として近年注目を集めている。ディオールのサマーコレクションは、動画形式で発表され、クリス・カニンガムと女性写真家のジャッキー・ニッカーソンが監督した。


Amoako Boafo, Bella Sontez, 2019. Oil on paper; Courtesy of the artist and Roberts Projects, Los Angeles

現在、サンフランシスコのMoADで開催されているアモアコ・ボアフォの展覧会は、注目される彼の話題の作品を見る良い機会だ。本展では、ボアフォが注目を集めるきっかけとなった、フィンガーペイント技法を開始して以来の2018年から2021年の間に制作された18枚の油絵が展示されている。

アモアコ・ボアフォは、主に人物のポートレート絵画を制作しているが、その中心には、常に黒人の主観、黒人の喜び、黒人の視線を据えている。非常に計算された筆致と指で描かれた巧みなストロークによって確立された独自のスタイルは、前景と背景の間に刺激的な緊張を生み出す。この空間的な緊張は、ボアフォの主題の内向きと外向きの両方の探求が含まれ、絵画に豊かさを生み出している。

Amoako Boafo “Soul of Black Folks”
会期:2021年10月21日〜2022年2月27日
時間:11:00〜18:00(月・火曜日休館)
会場:Museum of the African Diaspora (MoAD)
住所:685 Mission St (at 3rd), San Francisco, CA 94105
TEL:+1 415 358 7200
https://www.moadsf.org

Text: Saya Regalado
Photos: Courtesy of Museum of the African Diaspora (MoAD) © Amoako Boafo

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