サウンド・オブ・ストックホルム 2018

HAPPENINGText: Victor Moreno

ヨーロッパのニッチな実験音楽と現代音楽は、今活気に満ちている。多くの機関や団体が、才能あるより多くのミュージシャンへ機会の提供をし、彼らの音楽を発表したり、新しいパフォーマンスを始めるための助成を行っている。サウンド・オブ・ストックホルム(SoS)は、ユニークなジャンル、スタイル、背景を持つミュージシャンたちのための祭典であり、土台となるイベントだ。9回目となる今回のテーマは「現代音楽を大きく定義する万華鏡」。サウンド・オブ・ストックホルムは、スウェーデンのエレクトロ・ミュージック・スタジオ(EMS)を運営するノルディック文化財団ミュージック・ヴァーケットによってサポートされており、3日間のフェスティバルがストックホルム市内各地で開催された。


Gustaf Sjökvists kammarkör ledd av Florian Benfer framför Maja S.K. Ratkje, Lo Kristenson, Anders Hillborg, Gustav Lindsten, Erik Bünger (recorded). © Sound of Stockholm

最初の夜は、2009年にコンサートホールに改装された元教会のエリック・エリクソン・ホールで行われた。声楽にフォーカスされたのこの日のイベントは、バッチ・モリスを彷彿とさせるブルックリン在住のアーティスト、ロバート・アイキ・オーブリー・ロウ、グスタフシュークヴィスト聖歌隊、ノルウェー出身のマヤ S.K.ラトシェが、次々と演奏された。


Robert Aiki Aubrey Lowe © Sound of Stockholm

ロバート・アイキはモジュラーシンセサイザーと声の相互作用を探求する作品でよく知られており、実験的ロックバンド「OM」のメンバーとして、米国西海岸のバンド・スリープ&グレイルズの元メンバーたちと一緒にツアーを行っている。イベントのディレクターを務めたフレイ・ウェドランドはこう説明する。『今年のサウンド・オブ・ストックホルムは、イベントのユニークさを損なわず、つまりスタイル同士の衝突や出会いを大切に、より簡潔なプログラム、そしてより明確で芸術的なものに焦点を当てることで、フェスティバルの新しい方向性を目指しました。私たちはこの目標を達成したと感じています。特に初日の夜は、スウェーデンとノルウェーの合唱団とグスタフシュークヴィスト聖歌隊による、ロブ・ロウのボーカルドローンの音楽との共演で、この目標を美しく示してくれました。』

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