アンノウン・アジア 2017

HAPPENINGText: Taketo Oguchi

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大阪を拠点に活動する池永梨乃。(入れ歯のような)歯の造形をモチーフとした作品を多く制作している。アートフェア札幌2017アイコワダ・ギャラリーから出展することが決まっており、アートフェア札幌ではどのような作品が発表されるか楽しみだ。

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アートフェア札幌2016の連携企画として実施されたアンノウン・アジア「ポートフォリオレビュー」で才能が見出され、特別出展されたオコイマツ。近年取り組んでいる、文房具売り場に設置されるペンの試し書きをコレクションし、書き写しコラージュした作品のシリーズを発表した。本展でも好評で多数のレビュアー賞を受賞していた。

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今年、審査員賞として選出させていただいたのは、沖縄県出身のちぎらしょうこ。白い絵の具を1滴1滴垂らし積み重ねる作品のシリーズを発表していた。とても根気のいる作業を経て完成された作品は、見る角度や光の当たり方で様々な表情を見せる。筆者がディレクターを務めるアートフェア札幌2017に特別出展していただくことになっているので、ぜひ会場で実物をご覧いただきたい。

審査員・レビュアーから選出されたグランプリに決定したのは河野ルル。3回目の開催にして初めての日本人アーティストの受賞だ。2015年の海外旅行で宿代の代わりに壁画を描くことを経験し、翌年から本格的に画家として活動を始めたという。主に自然や生き物などをモチーフとしたカラフルな絵は、見るものの心を温める。

初めて審査員として参加した去年に比べ、今年は雑多だがとても勢いを感じる作家・作品が多く、本フェアのテーマである「アンノウン」(未知の)をより強調して感じられた。
授賞式のスピーチで、審査員の一人である信藤三雄氏から『岡倉天心が掲げた“ASIA IS ONE”という言葉は、アンノウン・アジアに受け継がれている』という言葉があったが、審査員・レビュアー、作家が交流し活気あふれ、且つ温かい雰囲気に包まれた本フェアをよく表したメッセージだと思う。
アンノウン・アジアのさらなる発展に期待したい。

UNKNOWN ASIA ART EXCHANGE OSAKA 2017
会期:2017年11月4日(土)、11月5日(日)
時間:10:00~20:00(5日は17:00まで)
会場:HERBIS HALL OSAKA
住所:大阪市北区梅田2-5-25 ハービス大阪
TEL:06-6354-8029
http://unknownasia.net

Text: Taketo Oguchi
Photos: UNKNOWN ASIA

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