ツァイトガイスド

PEOPLEText: Victor Moreno

あなたの作品は芸術的であると同時に、クライアントから依頼を受けて作られる商業的な要素も持っています。自身の創作性とアートをどのように顧客のニーズに適用しているのですか?

以前はクライアントワークにおいて、芸術的なアプローチを試みましたが、全く機能しませんでした。クライアントから理解や興味も感じられなかったし、必要性がなかったのです。しかし後に、クライアントによっては実際、私たちのクリエイティブ・リソースを活用し、予想外の何か、もっと面白い作品を望んでいるということに気が付きました。それまでは、アートプロジェクトとクライアントワークを分けていましたが、現在は違う方法をとっています。私たちはツァイトガイスドと同じコンセプトで別な作品を制作し、販売または貸し出します。注文を受けて制作する場合もありますが、スタジオの個人のアーティストがそれぞれ引き受け、カジュアルに仕事をしています。大抵の場合、この方法が最もエキサイティングで視覚的にも印象的な創作結果を得られることになります。私たちの仕事がハイレベルな結果をもたらすと信頼を得られれば、クライアントはもっともっと乗じてくるのです。一方で通常の時間と予算の制限がある厳しい条件のクライアントワークには、私たちの系列会社のスタジオと協働で対応することもあります。

あなた方が最近手がけたブランドの事例を挙げてもらえるとわかりやすいでしょうか。

最近、「神経溝」というプロジェクトを手がけました。クライアントからの、視覚的に優れたキャンペーンと店内のイメージを作って欲しいというリクエストから端を発したものです。

どのようなキャリアを経てきたのか教えていただけますか?

初期の頃は、コンペティションに応募し賞を受賞したりしていましたが、しばらくそういった活動は一切やめていました。現在はまた応募を再開して、最近アルス・エレクトロニカベルリン・ファッション・フィルム・フェスティバルで、それぞれ二つの賞を受賞しました。2004年のDOTMOVにも選ばれたことがありますよ!とても光栄に思っています。

今年SHIFTは20周年を迎えます。最初にSHIFTについて知ったのはいつでしたか?

1998年に友人を訪ねてシカゴに行った日のことをいまだ覚えています。彼らは新しいiMacを持っていて、インターネットの定額制料金のことを話していました。私は一日中彼らの家で、最先端のビジュアルスタイルを探してネットサーフィンしていました。そしてSHIFTにそうした情報が集まっているのを発見したのだったと思います。私はメガバイトに及ぶスクリーンショットをとって、ジップ・ディスクに収めて持ち帰ったのです。それは私にとって開眼の出来事で世界を大きく変えるものでした。

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geist.xyz EPについて教えてください。

限定版音楽アルバムで、99枚の一つ一つにユニークなgeist.xyz フィルムのサウンドトラックと、そのリミックスが入っています。

VJとしての活動にも興味がありますか?ライブ・パフォーマンスや誰かアーティストのライブを手がけたことはありますか?

2004年から2006年の間かけてライブでVJをしたことはあります。平面のミキシングだけでなく、インタラクティブな3Dライブも行いました。

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何かのイベントやギャラリーで作品を展示したことがありますか?

ギャラリーやフェスティバルでは定期的に展示を行っています。こちらフィルモグラフィーをチェックしてみてください。

今は何に向けて動いているのか、近い将来に考えているプロジェクトについても教えてください。

新たな方向性のあるアート・ブランチやデザイン面を発展させようとしています。

Text: Victor Moreno
Translation: Fuyumi Saito

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