D2

PEOPLEText: Hanae Watanabe

ニューヨークを拠点として活動する3名の日本人のアーティスト/デザイン集団「D2 」。まだ結成1年だが、一点物の家具や服、オブジェクト等を制作や販売をしながら、トレードショウへの参加やギャラリーでの展示活動など積極的にアーティスト活動を行っている。
今回、SHIFTのカバーデザインも手掛けていただいた「D2」にお話を伺った。

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自己紹介をお願いします。

D2はニューヨークを拠点に、主にインテリア、プロダクトデザインおよび服や雑貨等を制作しているクリエイティブチームです。私たちの作品の特徴は、アメリカのアンティーク、インダストリアルアイテムの持つ、独特でありながら素朴な質感、形からインスピレーションを受けており、実体を多方面から観察し、遊び心を加えた物作りを心がけています。

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Branch Table / Natural

3人のそれぞれの活動の役割について教えてください。

D2は3人のメンバーで構成されています。各々が得意とするフィールドをもっていますが、メンバー全員が全ての作品のデザイン、コンセプト、プロダクションの過程に加わっています。

伊藤佳史は家具をメインに制作活動をしており、インダストリアルなデザインが特徴です。久保和也は服及び雑貨をメインに制作活動をしています。ティム伊藤はニューヨークと東京を拠点とするインテリアデザイナーであり、D2のインテリアデザイン及びプロダクトデザインをメインに活動しています。

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Branch Table / Small 03

これまでの活動経歴を教えてください。

D2は2010年に始動したばかりの若いクリエイティブチームですが、今までにいくつかのショー、プロジェクトに参加させて頂きました。

2011年には、ICFF(国際現代家具見本市)と同時期にチェルシーで開催される「WANTEDDESIGN」で、ブランチテーブルを含むいくつかのコンセプトを発表する事ができました。また同時期に、マンハッタンにあるマックスマーラの店頭ディスプレイとして作品を発表する機会を頂き、その他にも、ブルックリンのダンボ、ウィリアムズバーグの店頭ディスプレイとして作品を発表させて頂きました。

その後直ぐに、マンハッタンにあるカフェのインテリアデザイン/デコレーションプロジェクトに参加させて頂き、2012年5月には、クイーンズにあるM55ギャラリーで、D2として始めてグループ展に参加し、いくつかの作品を展示する事ができました。また2012年7月には同ギャラリーでの展示会に参加する事が決定しています。

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