ニースデン・コントロール・センター

PEOPLEText: Noriyuki Abe

あなたのイラストはどういった物から影響を受けていますか?

今この瞬間私の脳を通り過ぎて行っているあらゆる物からですね。それは時に抽象的であったり、とても分かりやすい目に見える物だったり…ちょうど人生みたいなものです。そして時々イラストを描く事自体が方向性を見いだしてくれたりもします。例えばあるフォントを描く時、線自体の重みがイラストを描く際の感情に影響を与えるような事があるかもしれません。また何もないところから生まれるという事もあります。

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More with less

あなたの住むロンドンという街には影響を受けましたか?

もちろんです。ここには過去12年間ずっと住んでいます。ここは意識するしないに関係なく都会です。いまだに常に新しい場所を見つけられるし、ここではとても沢山の事が起こっているんです。ロンドンの平均的なスタジオのサイズは他のヨーロッパの都市と比べるとかなり狭く、今取りかかっている作品の大きさにも確実に打撃を与えています。この様な混沌とした都会の動きには制作プロセスの段階で影響を受けていますが、これは避ける事ができないし、喜んで受け入れています。友達や、ここでつながっている知り合い達については言うまでもないですね。

十代の頃は何に夢中になっていましたか?

音楽とDIYですね。十代は爆発的な人気だったマンチェスターミュージックに入れこんでいて、ハッピー・マンデーズ、インズパイラル・カーペッツ、ストーン・ローゼスなどに当時の私はすごく影響を受けましたね。それからマイ・ブラッディ・バレンタインの「ラブレス」というレコードを持っていて、しばらくの間ずっと繰り返し聞いていたのを覚えています。それからドッジーのレイヴのテープ、ミルク・フロートでのスケート、ランカスターにあるNCPカーパークなんかに夢中でしたね。

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TAKE AWAY HOODIE

次の10年間でやりたい事のアイディアはありますか?

インテリア用のプロダクトをニースデン・コントロール・センターから立ち上げる予定があり、自作出版をするためにリソグラフ印刷機も最近使い始めました。それから展示会やインスタレーション、世界中の同じ目的を持った人達とのコラボレーションのためのアートワーク制作には常に取り組んでいます。

ここ7日間であなたを笑わせた一番おもしろかった事は何ですか?

友人のマット・ベイトマンと一緒に「ソリューション vs プロブレム」という名前で活動しているユニットの新しいTシャツをベースにしたプロジェクト「フィッシュ・アンド・ティップス」「イヤーズ・ハヴ・ウォールズ」「バルサ・ノバ」ですね。お楽しみに!

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