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SHOHEI TAKASAKI

PEOPLEText: Noriyuki Abe

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wake up © SHOHEI TAKASAKI

音楽があなたの作品制作に影響を及ぼすことはありますか?

あると思います。音楽は相当好きです。いろいろな音楽を聴いています。例えば音楽を聴きながら作品を作っていて、それがファンク・ミュージックだったとして、少し踊りながら制作したとしたら、ダイナミックでセクシーなラインが画面に出てることもあるはずです。
ただ、音楽が作品に影響を与えるかどうか、という答えは、自分のなかではどちらでもいいことです。どんなことでも作品には全て関係しているはずだから、気にしたことは無いです。

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beautiful process 1 © SHOHEI TAKASAKI

また、ミュージシャンへ作品を提供する際にはどういったプロセスで作品が制作されるのでしょうか?

クライアント・ワークは、自分の作品をつくるプロセスとは全く違います。マスターベーションをしても全く意味が無いと思っているから、制作を始めるまえにクライアント、マネージャーや関わるスタッフの意見をいろいろ聞くことが多いです。オーダーの内容によっていろいろです。
ただ、音楽は目に見えないから、目に見えるもののファースト・イメージとしては僕らが作る作品が一番大事だから、中身の音楽の力を何百倍にも強くする魔法みたいなものが宿れば最高だな、といつも思ってます。

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beautiful process 2 © SHOHEI TAKASAKI

昨年はハンドメイドのZINE「This is message, now」を発表、今年4月からはアーティストがキュレーションするアートブック「YELLO」をスタートさせましたが、「本」または「紙」でできた媒体にはどういった思いがあるのでしょうか?

「紙媒体」ということに、そこまで極端なこだわりはありません。というよりも、コンセプトと、それをやることに思いがあります。「アーティスト自身がキュレーションする」といことは、仲間内だけで完結するような結果にならなければ、相当面白いことです。まだまだ規模は小さいですが、しっかり続けていきたいです。そして今月7月31日に第2号がリリースされます。今回のキュレーターは福岡のアーティストPOPYOILです。彼ならではのクロスオーバー具合が素晴らしい。ライナーノーツは、今回ワイデン&ケネディのイイダくんが書いてくれています。ちなみに、次号は名古屋のアーティスト、WASHIO TOMOYUKIです。

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