セルフリッジズのウィンドウディスプレイ

HAPPENINGText: Waiming from Unit9

『何だってアイディアになりうるのです。私たちのアイディアのインスピレーションの多くは様々な異なるソースから、様々な異なる分野やカルチャーを通して生まれます。ファッション業界から何か少し取り入れることもあれば、アート業界のものを取り入れることもよくあります。』セルフリッジズの3Dクリエイティブチームのコンセプトマネージャーを務めるサラ・マックローがウィンドウディスプレーの世界のおもしろい内側について私たちに教えてくれた。

Gothic
Gothic (visual) – A Window On Selfridges Creative Windows

製作の開始から完成までのプロセスについて説明してください。

開始から完成までは本当にとても長いプロセスです。ひとつのショーウィンドウの企画に一年以上かかるものもあります。例えばクリスマス用の企画だとコンセプトの設定から完成までを考え、12ヶ月前には取りかかります。一般的な企画では少なくとも6ヶ月はかかります。

制作プロセスの最も始めの作業は「ギャザーリングプロセス」と呼ばれるもので、私たちはここで膨大なカルチャーリサーチをします。国際的なファッションショーやアートフェア、デザインウィーク、卒業制作展に出向いたり、私たちの今後のウィンドウでフィーチャーしたいと考えている、これから活躍が期待される全てのアーティスト、そしてできるだけ多くの展覧会をチェックします。ロンドンや世界で今何が起きているのかを見極める目とよりリアルな理解を得るために舞台やトークにも参加します。

一度このギャザーリングプロセスを終えるとそこで私たちが集めた情報をテーマやトレンドに取り込むと同時に、また次のシーズンのために私たちが関心を持つたくさんのキーテーマやトレンド探しに取り掛かります。

テーマは私たちが注目したいファッションショーのトレンドから来るものもあれば、おもしろいと思った舞台から来るものもありますよ。

Statuesque
Statuesque (visual) – A Window On Selfridges Creative Windows

「スタチュエスク」という企画を行った2009年1月の作品は私たちの企画のよい例です。この展示を開始する6ヶ月前にちょうどあの経済危機が起こり始め、アート業界では特に再び流行している彫刻にその影響が見られました。厳しい時代には、人々は永久的な価値を持つ、何かとても頑丈で立体的なものに興味を持つということを知った私たちは、現代彫刻に興味を持ちました。その間に、現代的な作品のすぐそばで歴史的作品を展示している展覧会がヨーロッパで数多く開かれていました。例えば大英博物館の「スタチュフィリア」という展示では現代彫刻がギリシャの大理石彫刻のすぐそばで展示されていました。

Statuesque
Statuesque – A Window On Selfridges Creative Windows

私たちは大胆さの必要性と古い作品のそばに展示することで現代作品に新たな価値を加えられることを知り、こうした経緯によって2009年の春夏ウィンドウではドレープの布やシフォン、シルクを使った服を着た彫刻をたくさん展示しました。こうして様々な時代の全てがひとつにまとまることで、私たちは「スタチュエスク」というウィンドウの製作に至ったのです。私たちは大英博物館とV&Aミュージアムから許可を得て古代彫刻の写真を撮り、それらを巨大な二次元に引き伸ばし、さらにウィンドウの中に入れたのです。アーティストにそれぞれのヘッドピースを作ってもらうと、まるで古代ギリシャの人々のように見えて、これが先ほど述べたような効果を生み出すのです。

私たちはギャザーリングプロセスを終え、このようにしてコンセプトを生み出します。一度コンセプトを決めると、企画案を作ります。具体的なイメージを作り、現代アーティストや舞台、映画、そのコンセプトに合った要素やデザイナーのファッションの一部分を参考にし、そのコンセプトを説明した企画書を書きます。それを私のディレクターのもとへ持っていき、そのアイディアを私たちのビジネスディレクターに売り込みます。ほとんど彼らに強引に売り込むようなかんじですね。

その企画案が通ると、私たちのとても才能溢れるデザイナーたちが、ウィンドウが実際にどのように見えるのを2Dグラフィックで作成します。このとき、小道具がどのように見えるかのかや実際に服を着たマネキンなど、かなり細かい部分まで表現します。

このイメージ画像も通ると、実際に製作を行うプロダクションチームに企画の概要を説明します。このチームは様々な人々で構成されています。プロダクションマネージャーは彫刻分野出身の人で、本当に様々な外部とのやりとりを全て担っています。プロダクションチームはそのイメージを見て、実際にどのように製作するかを考えます。これはとても複雑な仕事で、彼らは予算を与えられ、外部と協力して仕事を行います。誰に協力してもらうか、どれくらいの費用がかかるか、どういった素材で作品を制作するのか、これら全てを彼らが決めます。厳密に言うと、彼らが問題解決チーム、実現チームなのです。

プロダクションチームと共に働くスタイリングチームもいます。彼らは全てのマネキンや小道具、生活用品などの方向性を決めます。彼らはバイヤーチームともかなり近い存在で、実際にスタイリングチームの数人はシーズンのトレンドがいったいどんなものなのか、どの若手デザイナーを宣伝したいのかについてきちんとした理解を得るためにファッションショーに行く予定もあるんです。そして、そこでバイヤーと共にショーケースに使いたい商品の送られてくる在庫を管理します。コンセプトを踏まえて、そのコンセプトを表現するのにはどの服、どのデザイナー、どの製品がベストかを考えます。マネキンの配置についても考え、マネキンの数やどういったイメージにしたいかも決定します。マネキンに青いスプレーをかけたり、メイクを施すこともあるので、私たちが選んだ若いアーティストやデザイナーに一部委託して、ディスプレイのクレジットに彼らを載せることもあります。

スタイリングチームはとの製品を取り上げるかを考えます。生活用品の場合はウィンドウに上手く合うようにかなりたくさんのコーディネートを試します。

企画のプランニング、準備、制作、リールから在庫を集めるのに6ヶ月かかります。作品の方向性はコンセプトチームが担当し、プロダクションチームとスタイリングチームは実際にどう制作を実行していくかを考えます。

そして次にインスタレーション段階に入ります。ウィンドウのブラインドは基本的に日曜日の夜に閉まり、その後5日間ですべてのウィンドウにインスタレーションを施し、金曜日の朝の営業時間の早いうちに完成させます。5日間で全てのインスタレーションを終えるために、プロダクションチームは夜シフトで、ショップが閉まっている間一晩中仕事をし、多数の小道具を中に入れます。たいてい小道具はかなり大量なので、ウィンチで巻き上げて入れなければなりません。スタイリングチームはその交代で昼シフトに入ります。彼らは毎朝晩仕事を取次ぎあうことになります。

夜のシフトは信じられないほど長いので、プロダクションチームは膨大な時間働きます。スタミナのある人でないと、この仕事はできないでしょうね!

Metropolis Ridiculous
Metropolis Ridiculous – A Window On Selfridges Creative Windows

これは差別的な意味ではなく、ただ単にお聞きしたいのですが、プロダクションチームには男性よりも女性が多いのですか?

本当にめずらしいことですが、実際私たちのプロダクションチームのメンバーは全て女性で、そしてみんな驚くような素晴らしい女性ばかりです。みなさん自分たちの仕事について専門的な知識をもち、常に誇りを持って取り組んでいます。鉄鋼、工具、キャップにブーツという格好で朝に仕事入りする彼女たちには本当に感心します。本当に女性中心のチームで、男性は一人しかいたことがありません。チームのメンバーは全員で12人です。

インスタレーションは楽しい時間です。本当に長時間に渡る作業ですが、みんなが好きな時間でもあって、そしてとても現場感のある仕事です。毎朝それぞれのウィンドウを、3つのチームのマネージャーの全員がインスタレーションの進行状況をチェックし、順調な部分やもっと作業が加えられるべき部分などを決めます。

ウィンドウの展示がスタートする金曜日の朝、ブラインドを上げ、初めて外から全体を見ます。急いで変更を加える場合ももちろんあります。普段はブラインドの裏側で作業をするので、展示当日になるまでウィンドウを正面から見ることはできません。たいてい計画していたものと正面から実際に見えるものは違うので、当日の朝の営業時間前に急いでいくつか調整を行います。例えばマネキンがいい具合に見えない場合や小道具をもう少しこっちに動かさなければならないなど、小さい調整をたくさんします。このインスタレーションの週は一番大変な仕事を全部しなければなりませんが、みんなが一番好きな現場でもあります。

私たちにには信頼しているフリーランサーたちがいて、この週にはそういったフリーランスで働く人々もたくさんチームに加わってもらうので、チームは12人以上、多くて25人くらいになることもあります。彼らは文字通り現場スタッフとプロダクションチームの手伝いをします。プロダクションチームはアート作品の制作や舞台美術、インスタレーションの分野をバックグラウンドに持つフリーランサーをインスタレーションのサポーターとして採用します。スタイリングチームはスタイリングや展示物の設置、すべての商品をウィンドウに下ろす作業を手伝ってくれるアーティストたちとともに作業します。これはとても大きな仕事で本当にたくさんの人手が必要になります。

Storm
Storm (vusual) – A Window On Selfridges Creative Windows

そうしたフリーランスで活動する人々はどこで見つけるのですか?

たいてい卒業制作展で見つけますが、彼らの方から私たちにアプローチしてくる場合もあります。彼らは毎6週間のうちに1、2週間私たちのところに来て、それはもう本当にすごいチームになるのです。こういったおもしろい人々が一同にスタジオに来て、かつ、彼らはそれぞれ違うことをやっている人であるということが、私たちがインスタレーションの時間を好きな理由だと思います。アーティストもいれば、自分たちの展示を手掛けるためにフリーランスの仕事をしている人もいます。

1年の平均コンセプト数はどれくらいですか?

それはかなり大きな数になると思いますよ!ひとつのウィンドウの企画がだいたい6~7週間展示されます。毎年春夏企画を3つ(1~7月)、秋冬企画を3つ(8~12月)、そしてその間にクリスマス企画とセール用の企画が2つあるのでかなりたくさん、一年に7つか8つほど企画します。在庫商品のショーケースとそのシーズンの生活、ファッション製品のショーケースがあるので、ファッションショーを見てすぐ、6ヶ月前に計画を始めます。

Wackey Races
Wackey Races – A Window On Selfridges Creative Windows

セール用の企画はどうですか?

セールは年に2回あり、その期間中のウィンドウは全てグラフィックで覆われます。「ワンダー・ウィンドウズ」と呼んでいる一連のウィンドウが建物のオーチャード通り側にあり、そのうちのひとつはかなり巨大なショーウィンドウです。製品を展示する必要がないように、たいていそのウィンドウはアートスペースのようなかたちで使用しています。私たちがおもしろいと思う、もしくは今っぽいと思うアーティストやデザイナーを起用します。この一連のウィンドウでは本当に様々な人が取り上げられます。こういった企画を同時に複数のウィンドウで行うので、私たちは何か素敵な展示をしてくれそうなコラボレーターをいつも探しています。

そのアートスペースのコンセプトはどのように決めるのですか?ただ思い浮かんだものをコンセプトにしているのですか?

私たちの企画の内容に合った作品を作っているアーティストを探します。例えば、ちょうど私たちが企画したばかりの「ザ・リトル・シングズ」は、人生の小さな喜びと私たちの顧客ともう少し身近な方法で繋がるというアイディアが主になっていたので、とてもナチュラルな素材を使用しました。たくさんの木材と布を使い、以前からこうした素材を使って制作をしていたライトニングとキングリー・フェイスという2人のアーティストを起用しました。彼らを招いて、私たちの企画のおおまかな内容を伝え、その内容に対して提案をしていただくよう頼むのです。このように、私たちの企画内容に共感して制作してくれそうなアーティストを選ぶというのは本当によくあることです。

では、どうやって彼らを選ぶのですか?

ウィンドウの企画案と委託を決定するのは私です。おもしろそうだと思うアーティストに実際に会い、彼らを招いて制作について私に話してもらいます。こうして私には人々のライブラリーのようなものがあり、どんな人がいて、どんなことが起こっているのかを理解しています。

ファッションディレクターやバイヤーと一緒に仕事をされることはありますか?

ええ、あります。私たちはよく彼らと共に旅行をしたり、EGSN.comやSTYLE.comといったたくさんのウェブサイトを使って、ショーが行われると、できるだけすぐにチェックしたり、どのトレンドに興味があるかを考えます。バイヤーとの間ではこうした作業を「pre and post show downloads」と呼んでいて、ここでは私たち2つのチームが一緒になって、ショーで見たものや感心のあるもの、購入したもの、分量などについて話し合います。この作業にそってデザインを決めていきます。スタイリングチームはバイヤーとよく一緒に作業します。

コンセプトはどのようにして実際にウィンドウを見る人たちと結びついていくのですか?

全てのコンセプトはそれぞれ違ったもので、私たちは人々にコンセプトごとに違った風に感じてほしいと思っています。セルフリッジはとてもユーモラスでおもしろいことで有名だと思うのですが、まさにそれが私たちが人々の心を掴んで、ウィンドウと人々を繋げる鍵のような役割を果たしている理由です。特にユーモアは常にセルフリッジのDNAの大部分を占めています。コンセプトをデザインする時はよく皮肉を使ったり、少し議論を呼びそうな方法を使う時には言葉遊びや無関係なもの、少し不適切なものを使うこともあります。リスクを冒すことを恐れません。私たちは誰が見てもファッションストアなのですから、最高に素敵で美しい製品と季節のトレンドをウィンドウで展示していなければならないのです。そして顧客はインスピレーションを得るために私たちのところに来るのです。

アイディアの始まりは6ヶ月前ということですが、そのアイディアは現在の情勢とどのように結びついているのですか?

企画を最短で仕上げても8週間、つまり約2ヶ月はかかります。企画のコンセプトはもっと完成段階に近づかないとはっきりとイメージできませんが、少なくとも企画を構想する時間とアイディアを集める時間は絶対に必要です。そして、その時期を調整することはできるかもしれませんが、絶対にコンセプトを練るためにある程度の時間と、制作する時間が必要です。複雑なショーウィンドウをこのような高いクオリティで2ヶ月以内に制作するのは不可能です。

今までで最も大変だった企画は何ですか?

決めがたいですね!いつも一番最近の企画が一番大変だったように感じてしまうので。たぶんクリスマス企画はどの企画よりも大変だと思います。1年で1番大きな企画ですから。予算も他のどの企画よりも大きいです。1年間を通して、クリスマスは一番大きなショッピングシーズンなので、企画に関わるすべての人がクリスマス企画をどうすべきかについてそれぞれ自分の意見を持っています。ウィンドウや飾りはクリスマスの時期に一番盛り上がるので多くの人が見ると思います。クリスマスウィンドウはメディアでもたくさん報道され、セルフリッジはクリスマスの目的地になります。ウィンドウを見に遠くからたくさんの人がやってきて、中には海外からこのウィンドウを見に来る人もいます。どんなウィンドウになるか常にプレッシャーと期待があります。たくさんのものが展示されているウィンドウにはたくさんの商品があるので、実際のインスタレーションはより難しく、解決しなければならない問題も増えます。例えば、今年のクリスマスのウィンドウのテーマは「パントマイム」でした。

まずイギリスの伝統的なパントマイムのデイムと呼ばれる道化役をどうやって作り上げるかを考える必要がありました。私はパントマイムというのは舞台のようだと思っていて、その舞台には女性の格好をした男の人が出てくるのです。今回は実際に大きなドレスを使ったので、どのようにしてマネキンを女装した男の人に見せるかが少し大変でした。そこで、彫刻家にそのマネキンに男性の顔を彫ってもらい、それに服を着せることにしました。さらに、マネキン用の大きなスカートを作るため、衣装デザイナーを招いてデザインしてもらいました。おかしくて素晴らしいことがクリスマスには全て起きるのです。一年で一番大変な時期だと思います。

Gothic
Pantomime (visual) – A Window On Selfridges Creative Windows

クリスマス企画の中で何かひとつ特に記憶に残っているものはありますか?

おそらくちょうど終わったばかりの今年のクリスマス企画ですね。先ほども言いましたが、今年のクリスマス企画のテーマは「パントマイム」でした。伝統的な詩歌からおとぎ話まで様々なお話からフック船長や長靴をはいた猫などたくさんのキャラクターがウィンドウに登場しました。どんな大きな帽子を被せるべきか悩みましたが、猫のマネキンには大きなケープハットを被せ、最後にバレンシアガの素敵なブーツを履かせました。これはとてもおもしろかったです。

もちろんこれらのおとぎ話は広く知られているものですが、私たちはそうした文化遺産に敬意を払いうと同時に、人々に私たちのウィンドウがそのお話を描いているのだとわかってもらい、かつ、おもしろいものを作らなければなりません。今回のクリスマスウィンドウについて私たちが一番笑ったことのひとつは、めったにウィンドウについてクレームはないのに、クレームを言われるときはいつもそのクレームが普通じゃないことです。

Gothic
Pantomime – A Window On Selfridges Creative Windows

どういったクレームですか?

今年はウィンドウにフック船長を使ったので、アレキサンダー・マックイーンを着てシルバーのフックを手にした美しいマネキンを展示したところ、あることに気がついたお客様から連絡を頂きました。私たちのフック船長はフックが逆の手についている、というメールを頂いたのです。これがクレームだったのです。どうやらお話の中でフックは左手についていたのを、私たちは右手につけてしまったようです。クレームを言うお客様はとても怒っていたり不快に感じています。私たちはクレームをよくあるものだと思って流すのではなく、常にとても丁寧に対応するようにしています。このクレームに対してもとても長い謝罪メールを送り、実際にフックを左手に付け替えました。

他の人とコラボレーションすることはありますか?

あります。コンセプトは私たちが考えますが、一度私たちが誰か一緒に仕事をしたい人がいると決めた場合は、コンセプト決めの段階からかなりその人たちに参加してもらいます。誰かにウィンドウのデザインを楽しんで、おもしろいと思ってもらえると私たちはとても嬉しいのです。常に全体のテーマ管理は私たちがするので全てのウィンドウを誰かに任せてしまうことは絶対にありませんが、これからもたいてい1つか2つのウィンドウは違うブランドかデザイナーに担当してもらうと思います。

チームの一員となるための基準は何ですか?

それはおもしろい質問ですね。私たちのチームのメンバーは全員クリエイティブ関連の分野の出身者です。ファッションをはじめセラミックやファインアート、グラフィックデザインなど様々な分野の人がいます。クリエイティブ関連である限り、その人が何の学部を卒業したかは必ずしも問題ではありません。美術大学のバックグラウンドの素晴らしさは、制作過程の進め方についての理解やアイディアの実現の仕方について学べるところにあります。しかし、業界に入って実際に私たちのスタジオで働くことは簡単ではありません。

仕事は、頻繁にあるわけではない上、ある時はたくさんの競争相手がいます。まずは実際に現場へ来て私たちと共に仕事を経験することが一番だと思います。クリエイティブな業界に入りたいのであれば、就業体験はどの分野でも価値のあることだと思います。スタジオや部門がどのような役割を果たすのかを学ぶことができますし、私たちはチームではスペシャリストなので、スタジオに来て私たちと少しの時間でも一緒に働けば、誰が何をするのか、自分が何を追求したいのか理解することができて本当にプラスになると思います。

小道具はどうですか?

小道具はプロダクションチームが担当しています。中にはとてもたくさんの小道具や細かいもの、複雑なものもあり、そうしたものは外部に委託したり、その小道具の制作のために誰かを雇ったりします。ここで作れるものであれは、大抵ここで作ると思います。

展示が終わった後、小道具はどうするのですか?

よくリサイクルしますね。学生や大学、チャリティーに譲ったり、私たち自身で家に持ち帰ることもあります。

最後に、読者に一言お願いします。

いつでも好奇心を持ってください。好奇心を持つこと、読むこと、ものごとに目を向けることを絶対にやめないでください。これが私たちがものごとを新鮮に、仕事をおもしろいものにする秘訣です。どんなときも次に何が起が起こるのだろうかと興味を持ち続けて下さい。すぐそこに何があるのか、次に何が起こるのかに常に注目することで、インスピレーションが得られるはずです。好奇心は素晴らしいものなのです。

Selfridges London
住所:400 Oxford Street, London W1A 1AB
http://www.selfridges.com

Text: Waiming from Unit9
Translation: Ayano Yamada

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