第13回 文化庁メディア芸術祭

HAPPENINGText: Kayo Tamura

マンガ部門で大賞を受賞した、幸村 誠による「ヴィンランド・サガ」。

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Makoto Yukimura “VINLAND SAGA”

原画や直筆サインも見ることができるのは、ファンにとってはうれしいことである。

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Takahiro Yamaguchi “Urbanized Typeface : Shibuya08-09”

同時開催として、「第15回学生CGコンテスト受賞作品展」「学生MVコラボレーション」「Media Art in the World」「先端技術ショーケース’10」など数々のイベントが隣接していた。
写真は、第15回学生CGコンテストのインタラクティブ部門で最優秀賞を受賞した山口 崇洋による「Urbanized Typeface : Shibuya08-09」。自転車で走行した軌跡をデータ化して「Shibuyaフォント」を制作した作品。

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漫画閲覧コーナー。受賞された漫画を読める。このコーナーだけはとても静かでひっそりとしていた。

去年よりも導線が広げられ見やすくなったが、土曜日の午後にはすでに混雑していた。シンポジウムも常に立ち見が出るほどの人気で、体験できるスペースには長蛇の列、パフォーマンスが始まると前が見えないほど人が集まっていた。ゲームも漫画もインタラクティブも体験でき、生の話しも聞くことができる、これほど一同に集まるイベントはなかなかないだろう。総来場者は6万3千人と歴代最多となり、その人気も伺える。毎回あたらしい試みも感じられ、来年はどんな作品が寄せられるのかとても楽しみだ。

第13回文化庁メディア芸術祭
会期:2010年2月3日〜14日
会場:国立新美術館
主催:文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
https://plaza.bunka.go.jp/festival/

Text: Kayo Tamura
Photos: Kayo Tamura

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