オーストリアン・デザインチーム

PEOPLEText: Daniel Kalt from AUSTRIANFASHION.NET

ウィーンを拠点に活躍する先進的なファッションレーベル。

オーストリアと日本の外交関係140周年を祝う 2009年オーストリア・ジャパンイヤーが終わりに近づき、今回最後を迎える、オーストリアンファッション.NETSHIFTによるコラボレーションプロジェクトでは、特別な内容でお届けする。今年、私たちはオーストリアのファッションシンーンから様々なアバンギャルドで最先端な情報を紹介し、メンズウェアウィメンズウェアアクセサリーデザイングリーンファッションファッションフォトグラフィーの領域を取材してきた。このシリーズの最後に、クリエイティブな人達によるコラボレーション活動として始めた4組の有名なファッションレーベルを紹介しよう。

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___fabrics interseason spring/summer 2010, Photos by Naoko Nambu

___ファブリクス・インターシーズン

東京ではDUNEに所属し、最近では東京ファッションウィークにて大規模なランウェイショーを披露した、___ファブリクス・インターシーズン。アートテイストなファッションデザイナーであるこのオーストリアのデュオをよく知る日本人読者は多いだろう。___ファブリクス・インターシーズンhttp://www.fabrics.at/は10年前にヴァリー・サルナーとヨハネス・シュバイガーが立ち上げた共同プロジェクトであり、彼らが掲げるファッションコンセプトは本質的に本来備わるアート界への開放性と結びついたもので、彼らがオーストリアや海外の重要なエキシビションに頻繁に参加した理由もこのことによるものだ。___ファブリクス・インターシーズンは、関連あるインディペンデントでクリエイティブなあらゆる分野をボーダレスに吟味する刺激的なデザインチームだ。2009年10月以来、彼らはヘッツェンドルフ宮殿にあるウィーンで有名なファッションインスティテュートで教鞭をとり、そこで彼らはリンツ芸術大学とのコラボレーションによるファッションデザイン学部を引率している。

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Hartmann Nordenholz spring/summer 2010, Photos by Nordenholz

ハートマン・ノーデンホルツ

とても美しいファッションレーベルの名前を持つハートマン・ノーデンホルツは2、人のデザイナーそれぞれの祖母の旧姓にインスパイヤーされ付けたもの。 ウィーン応用芸術大学在学中に出会ったアグネス・ショーラーとフィリプ・フィスカは、2000年に共に活動を開始。彼らの洗練された美意識は、コレクションへのインスピレーションを見出すべく頻繁に文学や芸術から引用していることからも伺い知ることができる。(彼らの2010年春コレクションは「メビウス」と呼ばれ、シンプルではあるがほぼ不穏であり、一見パラドックス構造さえも表現する悪名高いメビウスの帯を引用している。)彼らのドレスを特徴付ける複雑に仕上げられたプリーツと立体裁断(ドレーピング)の幅のあるデザインや興味深いアクセサリーの数々は、フィリプとアグネスの名を世に知らしめることとなった。現在、彼らはプリント生地を扱った実験を始めた。その人気が出ることは間違いないだろう。

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Wendy & Jim & DJ Hell underwear, Photos by Lukas Gansterer

ウェンディ・アンド・ジム

パリ・ファッション・ウィークのショーで、ヘルムート・ラングに続く最初のオーストリア人デザイナーと称するデュオ。ヘルガ・シャニアとヘルマン・ファンクハウザーが悪名高いファッションレーベル、ウェンディ・アンド・ジムを始動したのは、パリで自身初となるコレクションを発表した頃だ。多くの人々にとって、この若いレーベルの急速な成功は、気鋭なオーストリアファッションシーンを象徴するものとなった。10年後の現在も、ウェンディ・アンド・ジムは前衛的なデザインデュオとして依然人気があり、人気の向上や商業上の成功をおさめるために新しい戦略を絶えず試行している。既製服のコレクションに加えて、最近彼らは伝説のテクノDJ、DJヘルとのコラボレーションでセクシーなメンズアンダーウエアのコレクションを手掛けたり、「New H Denim」という独立したデニムラインを展開している。

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