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10月22日〜24日の3日間、目黒のクラスカにて「CREATOR'S PARK vol.1」が開催された。記念すべき第1回目のテーマは「green」 。次世代に繋げていきたいジャパンオリジナルのクリエイティブの数々が、参加クリエイターによる作品展示・販売・プレゼンテーションにより盛況のうちに幕を閉じた。展示会場の中から、今後の活動が気になる作品をいくつか紹介していこう。
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まず、「クラスカの屋上を楽しもう!」と開放的な屋上を会場としたのは、農芸園芸集団「VALLICANS」(バリカンズ)。WEB TV「plants+」(プランツプラス)とのコラボレーションによって作られた、新しいカタチの屋上庭園”コミュニティガーデン”を展示した。バリカンズとは、スタイリストの岡部文彦氏が主宰を務め、さまざまな業種の仲間で結成された、バリカンで頭を刈り上げ、田んぼで稲を刈る農作業ビジュアル集団。コロンビアやインハビタントなどの機能性を兼ね備えつつ、ファッション性の高い農作業のスタイルコーデイネイトが展示され、12ヶ月で採れる野菜をデザインしたオリジナルTシャツ、ロゴ入りの手ぬぐいなどバリエーションも豊富に展開されて、展示会のよう。ゲリラガーデニング用に機能を満載したメッセンジャーバッグの展示あり、バリカンズのメンバーの実家で採れたお米や農作物の展示販売ありと、新しい農芸園芸を楽しくプレゼンテーションしてくれた。
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また、「2-tacs」のスニーカー・プランターは、NIKE AIRやACGなどを型どり、独自に焼き上げ色つけをして、プランターにするという発想で、リアルな造形やカラーが印象的。他にも、青空庭園食堂や多肉植物などのプランター販売、テントを使用したアウトドアファニチャーの屋上スタイル提案など、見事なスタイリングで、秋の青空の下を開放的に楽しむ術がいっぱいのコミュニティガーデンだった。
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2〜3階の展示会場からは、植物と暮らすオーガニック・ライフスタイルをコンセプトに、植物と共存できる様々なトピックスを動画で発信する「プランツプラス」が出展。彼らの活動が生まれる工程を特別上映した。2009年5月にスタートしたプランツプラスは、ルーカス.B.Bや、いとうせいこう両氏が中心となって生まれたWEB TV。植物と暮らすライフスタイル・マガジン「Planted」(プラテッド)が進化して、全コンテンツが動画で構成されたありそうでなかった新しいメデイアだ。
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今回の展示が初個展となる「tarout」(タロアウト)は、今注目のキャラクタークリエイター。ディオールの「ファインジュエリー・ゴルメットちゃん」や、Nike+の「ランランらん」などを代表作に、2009年スターバックスのホリデーシーズンには、彼の「キャラメルエクレールラテ」のイラストカップでクリスマスシーズンの街が彩られるのも、もうすぐ。
キャラクターを創作する際には、そのキャラクター自身が持つプロフィールやストーリーを大切にすることで知られるタロアウトのキャラクターたち。愛らしいキャラクターの秘密は、そんな繊細な創作過程にあるのだろう。
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「bonboog」(ボンブーグ)は、大人が愉しめる雑貨を提案する「SALCO」(サルコ)の雑貨ブランド。人が文字を書くときに生じるかすかなペンの揺れと造花のクビの揺れに着目し、ペン先に植物の造花を取り付けた「ボタニカルペン」をプロデュース。色鮮やかなアネモネやクイーンレースなどの小さな小花が揺れるお花のシリーズと、スモーキーグリーンが大人っぽいコルタダスティミラーやボストンファーンなどの草シリーズがあり、女性にも人気だ。2009年の新作は、本物のドライフラワーを装着したボタニカルペン。結婚式やレセプションなどの受付でも、会話のきっかけに活躍してくれそう。日常にある”書く”という行為を少しだけ特別なものにしてくれる作品だ。
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「NOBUKI HIZUME」(ヒヅメノブキ)は、「装苑」などでもニューカマーとして紹介され、その秀でた才能は文化庁にまで認められた。現在は新進芸術家研修員として、2008年からパリに奨学生として留学している、ヘッドピースの若きクリエイターである。消費物としてではなく、独立した生命体として、永遠に残ってゆくモノづくりを目指し、帽子としての機能とともに、被られていないときにも、アートに到達するようなオブジェとしての価値を持つべきものとして作品を発表。その美しい造形は、彫刻的、建築的要素をも内包し、見る者の視線を一瞬にして捉える独創性を放つ。作品制作にあたり、デザイン画は存在しない。素材に触れながら身体が拡張していくかのように形作っていく。被る者に依存しない自立したヘッドピースは、オブジェと帽子、アートとファッションの領域をしなやかに横断し、行き来する。
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最後に、紹介するのは「ON ZA LINE」(オンザライン)。作ろうとするものが何になるかということよりも、手に取った人に何をもたらすかをコンセプトにしている。陶磁器を素材としている二人組による作品は、山苔を埋め込んだ陶磁器のリングや、タロやツワブキの葉から石膏の型をとり、葉脈までもリアルに再現した「リーフディッシュ」、オーガニックで新鮮な野菜が食べたいなら、プランターごと食卓にサーブしてしまうことを提案した「The Garden as Scinece Fiction」など、植物と共生していくことの可能性を彼女たちらしい視点でデザインしている。
CREATOR'S PARK vol.1“green”
会期:2009年10月22日〜24日
会場:CLASKA(クラスカ)
住所:東京都目黒区中央町1丁目3-18
TEL:03-3719-8121
http://www.creatorspark.info
Text: mina