ファンキース:カスタム・アート・ショー

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ビバリーヒルズから車で数分の場所にあるメルローズ・アベニュー。そこはニューヨークのソーホーにも似たお洒落なストリートとして最近では広く知られている。このストリートに集まる若者は多種多様なファッションや音楽、アートやサブカルチャーを個性的に楽しんでいる様にも見える。

ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベントファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント


そんなメルローズ・アベニューの中心にあるモンキー・キング(Munky King)では、個性的なアート・フィギュアを中心にアート・ブックやTシャツ等を販売する傍ら、関連するアーティストの展示も店内で行われている。今回のイベント「ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント」はこのモンキー・キングで9月26日に開催された。

白で統一された店内に入れば誰でもコレクション意欲がわいてしまう。そんな様々なアート・フィギュアがディスプレイされている。DJブースをはさみ、その奥にはギャラリー・スペースがある。まさにLAのポップ・カルチャーを肌で感じる事ができる。

ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント

他には無い個性的でアーティスティックなフィギュアをプロデュースしていきたいと語るのは、モンキー・キングのPR/MAディレクターであるプレックス氏。
『アーティストのビジョンを最優先に考え、オリジナルのフィギュア制作から販売を2002年から初めている。勿論メインはフィギュアの制作販売だが、若手アーティストの支援も視野に入れている。』というのも、LA出身の若手アーティストにフォーカスしフィギュアを通してその活動の場を与えることで、地元発信のアートやカルチャーをここモンキー・キングから盛り上げて行きたいというビジョンも持ち合わせている。確かに、アーティストの個性がそのままフィギュアとして出力されている作品が沢山ある。大人から子供まで、男女問わずに楽しめるアートに加え、エンターテイメント性も抜群である。
『ここには、オモチャ好きな若者から小さな子供達まで色々な人たちが来てくれる。本当にWe Love Toysって感じ!』とプレックス氏は語ってくれた。

今回のイベントはそんな若手アーティスト支援に加えて、病気の子供達を助けるというチャリティの要素も強く含んでいる。このイベントの発案者はアメリカを代表する玩具メーカーでもあるマテル社である。バービー人形(Barbie)やホット・ウィール(Hot Wheels)等で有名な同社には、マテル・チルドレンズ財団という、病気の子供達を支援するために作られた部門が存在する。

ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント

日本ではまだあまり知られていないが、同社から販売されているファンキースというパソコン用テレビ・ゲームがある。USBケーブルが付いた、熊のような形のフィギュアそのものがそのテレビ・ゲームの本体で、同じ形の小さいフィギュアがソフトとなり、本体である大きいフィギュアの頭に小さいフィギュアを置くことで様々なゲームが楽しめる。もちろんオンラインで世界中からゲームに参加もできる。

ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント

このファンキースを考案したのがマテル社の玩具デザイナー、イーサン・ウッド氏である。彼も他の来場者に混じりながらこのイベントを楽しんでいた。(写真左:プレックス氏、写真中央イーサン・ウッド夫妻、写真右:モンキー・キング代表のパトリック氏)

今回は真白な樹脂で作られたファンキースのフィギュアにモンキー・キングが呼びかけた、およそ250人ものアーティストがオリジナルのデコレートを施し展示をしている。模様や顔を描いているものもあれば、髪の毛やヒゲをはやしているもの。全く違う形にデコレートされているものと、作品は1つ1つが個性的で完成度も素晴らしい。これらの作品はオークション形式で販売し、その売上を病気で苦しむ子供達のために使われる。

ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント
“I.M. Inna Funk” by Jeff Levine

ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント
“Punkey Funkey” by Kislap

ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント
“Untitled” by SANO(ism) / “Untitled” by Jim Mahfood

ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント
“The Funk Sucker” by el gato / “Funkey King” by El Gringo

『通常はフィギュア・コレクターである20〜30代の大人がメイン顧客だったけど、今回のイベントで子供達のための活動が本格的にできて本当よかった!』とプレックス氏は最後に嬉しそうに語ってくれた。

イベントは深夜まで続き、最後まで盛り上がりを見せていた。ファンキースの展示は10月15日まで開催している。その後もこちらで作品を見る事ができるので、ぜひ、作品を見てLAのアートシーンに触れてみてほしい。

FUNKEYS: CUSTOM ART SHOW & CHARITY EVENT
会期:2008年9月26日〜10月15日
会場:Munky King
住所:7308 Melrose Ave LA 90046
http://www.munkyking.com

Text and photos: Nico

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