SHOBOSHOBO 温泉バスツアー

HAPPENINGText: Jo Phirip

SHOBOSHOBO 温泉バスツアーというちょっと変わったバスツアーにに参加したので紹介したいと思う。どんなツアーかというと、「バスで温泉巡り」をしながら演奏/ドローイングをするツアーで、フランス人のメディと、モビウム(バス)ことLOZIが、2005年夏にバスで日本全国を駆け抜けたイベントの第二弾である。

SHOBOSHOBO ONSEN BUSTOUR

東京での展示、各地でのライブ、ワークショップ、温泉巡りと色々なことをしているので、とても全てを紹介することはできない。彼らのウェブサイトに行くと、このツアーの日記や、彼らの素敵なアートワークを見ることができるので、ぜひ、のぞいてみてほしい。

各アーティストの簡単な紹介と感想を以下に。

SHOBOSHOBO ONSEN BUSTOUR
Mehdi Hercberg/minifer (France)

ミュージシャン、ドローイングアーティスト。今回のイベントはパリで彼が行っている「SHOBOSHOBO」というイベントの日本版。ライブはシリアスとポップが混じり、かつ実験的。イベント時の物販がこれまた素晴らしい。彼の作った美しいドローイングブックの数々、Tシャツ、CD、バッジなどは観ていてとても楽しい。これも彼の展覧会の一つだと思った。ツアー中も素敵なドローイングを描き続けていた。

SHOBOSHOBO ONSEN BUSTOUR
Lucky Dragons/Sumi Ink Club(USA)

ルークとサラの2人ユニット、ラッキー・ドラゴンズ。ミュージシャン、ドローイングアーティスト。観客と手をつないで音を発するデバイスでの演奏は、その場の雰囲気をやわらげ、不思議な一体感を生み出し、参加者の表情がとても優しくなるような感じで、彼らの演奏の仕方も個性的で面白かった。また、ドローイングワークを中心としたプロジェクト「墨インク・クラブ」の方も活発。素敵なドローイングを描き続けていた。ちなみにラッキー・ドラゴンズの名前の由来は第五福竜丸とのこと。

SHOBOSHOBO ONSEN BUSTOUR
Tetsunori Tawaraya (JAPAN)

アメリカで活動しているデモンストレーションズ、2アップというユニットで音楽活動をする俵谷哲典。今回は、ヴァスティーユ・ラーメンという個人の音楽パフォーマンスで参加。彼の爽やかな強面キャラからは想像のできない、独特のパフォーマンスに驚いた。また、イラスト、コミックの創作など幅広く活動している彼は、もちろん、メディさんと一緒にドローイングを描き続けていた。

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