
マンハッタンのダウンタウンを歩いていると、どこにいてもすぐに工事中のサインを見つけることができるだろう。足場、防壁、ケーブル、そして工事中の看板などのせいで、通りが障害物だらけのように見えてしまう。事実、NY、マンハッタンにはこうした工事現場がそこら中にあり、こうしたものが実はビジネス、また住居といった点での生活の質への障害をつくりあげてしまっている。
昨年、ダウンタウン・アライアンスとLMCCはあるプロジェクトを試みた。NYCのアーティストたちを集めて、こうした光景の見かけをよくしようといった提案を求めるものであった。最近少しずつ知られてきている、「Re:Construction」プログラムは、革新的なアートや建築によってこういった工事現場の広がる光景を視覚的により良くし、キャンバスにかえてしまおうというプログラムだ。この試みは結果、3つの新しいプロジェクトとしてダウンタウンの別々な場所にできあがった。

Concrete Jungle – Photo: Douglas Back
タトフー・タンによる「コンクリート・ジャングル」は、警告用のオレンジテープをしまうま柄へと変形させたコンクリートの防壁を整列させるためのもの。ブロードウェイ沿いのフルトン通りとジョン通りの間に配置されている。

Best Pedestrian Route – Photo: AlphaQuam
GROアーキテクツによる「ベスト・ペデストリアンルート(一番の歩道)」は、ブロードウェイとジョン通り沿いに設置されている。革新的なシェルター型の構造で、工事中のサインに使われるオレンジとホワイトの二色で創られている。

Fulton Fence – Photo: med44
「フルトン・フェンス」はカロライナ・シスネロス、カルロスJ・ゴメス、マテオ・ピントによるもので、ブロードウェイとフルトン通りの角でみつけることができる。これはダイナミックなメッシュとテープのサインで作られたコラージュで包まれた長いフェンスだ。また携帯電話利用者に向けたQRコードもあり、実際の現場と対をなすものが、オンラインで見ることができる。
このプログラムは、シティの公務員や近所の人、メディアたちに多く受け入れられている。今後数年も「Re:Construction」は、同じようなプロジェクトのシリーズをサポートし続ける予定だ。
Re:Construction
会期:2008年春
会場:ニューヨークシティ、フルトン通り、ジョン通り間のブロードウェイ
Text: Carlos J. Gómez de Llarena from med44
Translation: Yukino Kotake