FLUO

PEOPLEText: Vicente Gutierrez

FLUO(フルオ)はベルリン発、若手デザイナー集団。ドイツ製品というのはテキスタイル製品、様々なアクセサリー製作においてミニマリズムと純粋の精神に厳格に従っている。そして今度は家具だ。

FLUOは、サンドラ・トムセンとイルケ・ペンツリンが大学での研究後2004年に設立。この2人は日常生活だけでなく、インテリアデザイン、ファッションにも使えるよう商品の幅を広げることにより、ファッションとデザインの壁を越えてきた。FLUOの中心コンセプトは正確に実用的な物を作ること。ドイツ・デザインの特性だ。自然なトーンの高品質素材を選ぶことにより、FLUOは機能的なものをピュアでシンプルなものに変える。そして彼らのミニマリズムは好奇心を刺激し、一件シンプルに見えるのだが、人々を魅了し、もうチョット見たいという気にさせる。つまり、FLUOはシンプルなデザインを美しいものに変えるのだ。

今回、彼らにとって初めてのインテリア・ファッション・アクセサリー・トレードショー、ブリックハング2007の一部である100%デザイン東京への参加で、SHIFTはこの機会にFLUOの製品をいくつか目にし、東京デザイナーズ・ウィーク2007期間中、サンドラ・トムセンに会うことができた。

FLUO

まずは、インドア・スリーピング・バッグについて教えていただけますか?

2003年に完成してミラノやその他のショーで発表して注目されました。3Mの素材、シンサレートとコットンを使用していて、とても丈夫で実用的で都合のいいサイズに折り曲げることができます。これは3つ目の試作品で、インドア・スリーピング・バッグは人の形を中心に展開しています。

興味深いですね。そのアイディアはどのようにして生まれたのですか?

私はハンブルグを拠点に活動していたのですが、ベルリンに居る友達に会いに行くときはいつも普通のスリーピング・バッグ(寝袋)を持って行っていました。寝心地は悪いし、面倒で。それに動き回るスペースが欲しかったんですよね。特にキャンピング用としてではなく、インドア用にスリーピング・バックを作りたいと思っていました。みんなが普段自分のベッドでしている動きができますし、でもスリーピング・バッグなので持ち運びができます。

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とても機能的に見えますね。

はい。上部のジッパーを開けばスリットから腕が出せますし、ボタンを外せば歩き回れます。なので、ソファーに座っていてお茶を取りに立ち上がるときには、ただ立ち上がって歩けるわけです。寒いときは脇のボタンを閉じます。ショルダーバッグに収納可能ですので、簡単に持ち運べます。

これは心地良いですし、コタツの様に暖かく、着物の様に体を包むのでまるで、まるで着られる布団のようですね。ふと、これは日本人に受けると思ったのですが。

前に、年配の男性から「これは日本人に最適だよ。」と言われました!生徒達からも多くの好意的なコメントをもらいました。年配の男性からのコメントはとてもうれしかったですね。それに、着物を目にしたのはインスピレーションの一部になりました。また、日本の冬はとても寒くなることがあります、特に古い家なんかは。畳の床で長時間過ごすので、家族は床に座り、コタツの様にくつろげます。

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