ダニエル・ジョンストン・ライブ

HAPPENING

それはブルックリン橋の袂にある美しい空間、シュピーゲル・キャバレー・テントでの魔法にかかったような夜だった。そこでは、アメリカの最も優れたソングライターで多くのミュージシャンに影響を与えている、ダニエル・ジョンストンの登場に期待が大きく膨らんでいた。
ダニエルは、彼の兄弟のディックに支えられ、観客のため忘れられないような夜にしようと準備していた。

Daniel JonhstonDaniel Jonhston


シュピーゲルワールドにはチャーミングな雰囲気が漂う。アーティストと観客との境目がなく、アーティストを間近に感じられる。ステージでのダニエルは本当に存在感がある。
ダニエルのコンサートは、時々時間が短いがとても内容が濃いと聞いたことがある。しかし今回は内容も濃く、時間も長かった。そのため、作り立ての新曲を披露してくれた上、彼のキャリアで歌ってきた曲も歌ってくれた。

Daniel Jonhston

素晴らしかったのは、観客に人気のある曲が流れたとき、みんなが一斉にダニエルと混じって歌おうとしていたことだ。この他にも、観客はとても喜んでおり、ダニエルと一緒になっているように思えた。ダニエルは曲の中に、「アーティストとは一人で歩んでいくものだ」という節があるが、今回は違った。
「ウォーキング・ザ・カウ」、「リビング・ライフ」、「デビル・タウン」、「ドント・レット・ザ・サン・ゴーズ・ダウン・オン・ユア・グリーヴァンスィズ」、「スピーディング・モーターサイクル」、「インポッシブル・ラブ」など、何曲かは彼のギターの引き語りで、他はギターリストともう一人が交じり、後にダニエルはステージを降り、ピアノを弾いた。

Daniel Jonhston

この夜は本当に感情的な不思議な夜だった。実はこれは私が行った中で一番のコンサートだったし、そう感じたのは私一人ではなかったと思う。
もう何年も私たちに夢を与えてきたこのオースティンの歌手が演奏し歌うのを見るのは、とても素晴らしかった。
ダニエルがいつまでも音楽を続け、次に彼がリリースする新しいアルバムと共に、アメリカを越えてヨーロッパ、日本や世界中の国に、盛大なツアーをしてくれることを願いたい。
「トゥルー・ラブ・ウィル・ファインド・ユー・イン・ジ・エンド(本当の愛は最後にはあなたの元にやってくる)」を忘れずに。ありがとう、ダニエル。

ダニエル・ジョンストン・ライブ
日時:2007年9月4日
会場:Spiegelword, New York City

Text and Photos: Julio Cesar Palacio from Panopttic
Translation: Kyoko Tachibana

【ボランティア/プロボノ募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
コントワー・デ・コトニエ公式通販サイト | 2016 SUMMER SALE
MoMA STORE