パオラ・ピヴィ 展

HAPPENING


このように謎めいていて歓迎的なタイトルなら、ポルタジェノヴァ駅の倉庫の最初の部屋に真っ白くひたすら静かな動物たちを見つけても不思議ではない。ラマや馬、犬やハト、牛にガチョウが、巨大なスペースの境界に立っている。パオラ・ピヴィによって設計された一方通行のルートにいる人間には無関心にであるかのように。一般に野生の社会動学に関連した色彩や音信号に欠ける動物は、主に西の美学に熟練する高度で客観的な美に対するある理想を反映したサンプルで、元の大洪水界を満たすことを必要としており、これは縮小版のノアの箱舟の経験に似ている。全体的な影響は壮大だ。

2つ目の部屋は、より古い作品、初めてヴェニス・ビエンナーレ展で披露された「Untitled(飛行機)(1999)」を展示している。FIAT G91戦争航空機は床上に逆さまに置かれ、無害で、漫画の中の人間化されたまぬけな機械のようでおかしい。

3つ目で最後の作品は「ギター、ギター(2006)」という何千もの様々な大きさの部品(バッグと駆動機械、バイから鍵など)が対になって置かれたコレクションだ。ノアの箱舟風なテーマが、この巨大な消費物の山の中にもあるように見えた。

パオラ・ピヴィは、イタリアの最も著名な若いアーティストのうちの1人。この展示は彼女の才能を余すことなく見せてくれ、細かなところまで作られた、喚起的だが強烈な視覚のシナリオが味わえる。「My Religion is Kindness. Thank You, See You in the Future」展は、現代アート美術館が充分にない都市にて現代アートを支援する数少ない機関のうちの1つ、ニコラ・トラサルディ財団によって開催されている。賛賞!

“My Religion is Kindness. Thank You, See You in the Future”
会期:2006年11月14日〜12月10日
会場:Vecchi Magazzini della Stazione di Porta Genova
住所:Via Valenza 2, Milano

Text: Francesco Tenaglia
Photos: courtesy Fondazione Nicola Trussardi
Translation: Naoko Wowsugi

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