ドークボット

HAPPENING


Artist rendering of a space elevator


「電気を使って奇妙なことをする人たち」というテーマからも一目瞭然。一般に奇妙だと解釈される「ドーク」と、電気を使って何かをする「ボット」。「ドークボット」はその名の通りオタクの集まりで、のらくらした者たち、またNASAの科学者たちでもある。そして電気に関することならどんなことでも語り合える仲間たちなのだ。

ドークボット」は、2000年にニューヨークで始まり、それ以来世界各国65都市にまで広がった。月に一度、3〜5名のプレゼンターが共に活動し、熱心に語り合う。「ドークボット」のテーマ曲まである。

Jeremy
Jeremy Fitzhardinge

最初はジェレミー・フィッツァーディングが元々ロボット構想用に考ていたプロジェクト。ビデオ・ストリームのアウトプットから「特徴追跡」論理を研究しているとき、彼は「特徴点」の集合が星座に似ていることに気付いた。その後彼はロボットから星に焦点を移し、インタラクティブ・スター・エンジンを制作、誕生星座を組み込み、星座をグルーピング、超新星(寿命を終えた恒星の大爆発)を起こすことを決めた。星のパターンはビデオの特徴「見る」を基本に、ユーザーの関係をさらに興味深いものにする。


Shannon Wright

次はシャロン・ライト。彼女は、アーサー・ガンソンの作品にも似た、人間の日常的な機能を増強させるための奇妙なマシンとツールを併せたものを制作した。彼女は自身の作品に電気が欠けていることにはっきりと気づいていたが、マシンとオペレーターの動的な関係を誰もが納得する形で表現した。


Shannon Wright

その作品は人間の経験を高めることを保証するマシンのとんでもない性質を示している。馬がゆっくりと円を描くように、回転しているギアが結局乗り手を振り落とそうとするブロンコ(北米西部産の半野生馬)のようにステージの上に乗る、ある独自のコンセプトに基づく。オペレーターがレバーを引くと木が分解され家になるという作品もある。レバーを離すと、木は家から抜け、元の状態に戻る。


LiftPort drawing of the space anchor (looking back at earth)

最後はマイケル・レインによるプレゼンテーション。彼は「ライフポート」(スペース・エレベーターを始めて考案した会社)の設立者だ。宇宙用のエレベーターにはいくつかの重大な改善点があることが明らかになっている一方で、マイケルの楽観主義は静止軌道にある私の老人ホームの絵を描いたのだ。

エレベーターのコンセプトには、ナノチューブリボンの巨大なスプールを宇宙に向けて発射し、ぶら下がった先を地上に下ろすことが必要だった。 先端に向かって、ロボットは、その線を補強するために60マイルの高い塔を登る。 計画は論理的思考のまさしくその基礎に矛盾するように思える。長さ60マイルのリボンがそこにただあるだけ、地球と宇宙の間の半分の距離を信じがたいほど奇妙に感じる。


Dorkbot San Francisco

会期:2006年6月14日〜7月15日
会場:Rx Gallery
住所:132 Eddy Street @ Mason Street, San Francisco, CA 94102
http://www.rxgallery.com

Text and Photos: Ammon Haggerty from Qaswa
Translation: Miwako Nakazawa

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