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ニッポン・コネクション 2006

HAPPENINGText: Catrin Altenbreandt

2000年、ドイツのフランクフルトにて7人の学生が、日本の映画や文化に対する想いをより多くの人へ届けようとニッポン・コネクションを結成。このアイディアが16000人以上の観客を集めるヨーロッパで最大の日本映画祭に成長し、今年で6回目の開催を迎える事となった。4月19日〜23日の間、ニッポン・コネクションは今年も日本の最もクリエイティブな映画をフランクフルトのスクリーンに持ち込んだのだ。自主制作のショートフィルムから予算も大規模な大作まで150以上の映画が上映された。作品のほとんどが、ヨーロッパで初の公開である。

フェスティバルは、ヨーロッパで初演となる山崎貴監督の作品「ALWAYS 三丁目の夕日」で幕を開けた。本広克行監督の「交渉人 真下正義」がそれに続く。

その後、ステファン・ホール(ラピッド・アイ・ムービーズ)、ヨルグ・バットレイト、ハーヨルグリッターらによるDJと、地元のVJグループのビジュアルによるオープニング・ラウンジを開催。誰もがニッポン・コネクションのオープニングを祝い、後に続く日本の映画や文化の日々を楽しみにしていた!アイトラップによる独特の雰囲気に包まれたビジュアルエフェクトと、レアなジャパニーズ・サウンドトラックが添えられた。

日本では今ロボットが大人気であり、社会におけるあらゆる役割が検討されている。差し当たり、プロやアマチュアのロボット狂による巨大なロボット界では、歩いたり、ジャンプしたり、闘ったり、ダンスをする人間型のロボットを開発中だ。ニッポン・コネクションは福岡県の協賛により、3つの驚くべき成果を生み出したロボット制作会社コガテックの古賀俊亘yp永里壮一を紹介した。

ロボットパフォーマンスに続いて、カルト・フィルムメーカーのヨルグ・バットレイトが日本の怪獣映画についてのレクチャーを開催し、彼の日本怪獣映画ガイド「Japan-Die Monsterinsel」(マーティン・シュミッツ出版)を紹介した。この本を共同製作したマイン大学のマーカス・スティグレガー教授が彼をサポート。ヨルグ・バットレイトは日本の映画スタジオを訪れ、怪獣の役者、ディレクター、エフェクトの技術者やファンにまでインタビューを行い、彼らの怪獣との関係について調査した。また彼の受賞TV作品「Die Monsterinsel」は、2003年のニッポン・コネクションにてすでに上映されている。

夜になるとフェスティバルセンターの地下は、SOBA-YAのスープラウンジに変身。来場者がちょっと一休みしたり、日本の美味しいそばやうどんなどを味合うことのできる場所。このスープラウンジがニッポン・コネクションに登場するのは、すでに今年で5回目となる。そして来年もまた6回目としてみんなの舌を楽しませてくれるに違いない。

「ニッポン・カルチャー」というセクションのスケジュールに「フィルムトーク(映画会議)」というプログラムがあり、この夜に行われた。ニッポン・コネクションにて作品を上映する日本の映画制作者たちの数は年々上昇し、フェスティバルは彼らと来場者達との接点を持つ機会をより多くしようと試みている。今年のニッポン・コネクションには30人の日本人映画制作者たちが来場した。この「フィルムトーク」では、様々な映画制作者たちが国際的なゲスト達からインタビューを受け、この会議には来場者も参加することができた。

映画館で長い作品を見た後、リラクゼーションを求める人は、ソニア・ウェグナーの指圧マッサージを真夜中まで受けることができた。エキサイティングなフェスティバル翌日にも、完全にリフレッシュして備えることができる。

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