FMSW「ウィンター・ゲーム」

PLACEText: Jorg Heikhaus

ハンブルグに次々と新しいギャラリーが出現している。最新のアート発信地の一つは、2005年12月にオープンした、OEL-FRUEH(オーイーエル・フリュー)だ。このギャラリーは、どちらかといえば小さめの三階建てで、典型的な60年代建築。日に14万台もの車が都心に行き来する、リバー・ブリッジに直接建てられた。いわゆる誰もが気に留めることなく何億万回も通っているような場所だ。

しかし、近年様々なアーティストやアート関係者が、周辺に手ごろな価格で広いスペースを求めて移り住むようになった。この発展を象徴し、作品を発表したり、またはただ単に人に会ったり(それ以外この辺ではすることがない)そんな人たちに場所を提供をしようとフランク・ブレイカー(インテリア・デザイナー)とクリストファー・ミューラー(アート仲介人)が行動を起こした。

星運と場所の個人的な背景、そして創設者によって、プログラムには幅広いアプローチをとることになった。オーイーエル・フリューは、決してアート関連のぴかぴかした建物や、個人的関連のある物にするつもりはなかった。アイディアとしては全く異なった、国際的で議題に対して複数のアプローチができるようなアーティストが必要だった。地元に明確な影響や、特別な条件は絶対ではなかったが好ましかった。展示会期中やクロージングには、音楽、レクチャーや映像作品上映も行われる。

現在本ギャラリーではベルリンを拠点としたアーティストグループ、FMSWの「ウィンター・ゲーム」(つまり冬季オリンピックのこと)を展開している。発泡スチロールの雪を使った驚きのインスタレーション作品で風変わりな(それに乾燥してる!)冬のお楽しみ。

4月にはスロヴァキアのブラチスラヴァ出身アーティスト、ミハエル・モラシックとパトリック・イロがインスタレーション作品とデザインを展示。5月には現在シュトゥットガルトとベルリンを拠点に活動する国際的に有名なマルチメディア・アーティストであり社会的パフォーマーかつ美術教授でもある、マイク・ヘンツが壁画からビデオ作品までいろんな作品を見せてくれる。6月にはセルビア人アーティスト、ミリッツァ・シモノヴィッチらが「サッカー・ワールドカップ」展を見せてくれる予定だ。

Faller Mieth Stuessi Weck (FMSW) “Winterspiele”
会期:2006年2月15日〜3月2日
時間:19:00〜22:00(日曜日16:00〜20:00)
会場:Gallery Oel-Frueh
住所:Brandshofer Deich 33-45, D-20539 Hamburg
http://www.oelfrueh.org

Text: Jorg Heikhaus
Translation: Yuki Furusho
Photos: Jorg Heikhaus
Additional Photos: Courtesy of Christopher Mueller

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