タンクTV

PEOPLEText: Peta Jenkin

デルフィーヌ・ボヴェイとタンクTVは、「ゴッド・セーブ」制作のためのコラボレーションを行っている。王族(王族について問題にするシーンがないので、ここでは女王と仮定)の公共訪問の道にできた人々の列が登場する。「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」というイギリスの聖歌が流れ、多くの者がデジタルカメラを上げて共同の敬礼をしている。まるでもう現在では、デジタル機器の平坦なスクリーンを通した経験が全てであるかのように。


Delphine Bovey

最近、このサイトはウェブを越え、タンクTVのビデオコンテンツの沢山のイベントやインスタレーションを持つギャラリーへと変身した。2004年8月にはロンドンのICAデジタル・スタジオにて、アーティストのトークなどを含む展覧会が行われた。部屋は作品を見るためのコンピューターで埋め尽くされ、プロジェクトのプロフィールを成長させながら、ギャラリーへの訪問者を増やしている。


ICA Digital Studio, August 2004

タンクTV編集者の一人、フィリーネ・フォン・グエレツキーは、サイトコンセプトについて語ってくれた。

作品を3分に限定する理由は何ですか?

一つ目の明らかな理由は、ベースがインターネットであるということです。技術的な理由からスペースを制限しなければなりません。もう一つは、私達がこの時間制限が好きであるということ。なぜなら、そうすることでアーティストは、散漫になる事なく、アイディアやビジョンをポイントで表してきますから。皆から少しずつのクリエイティブ力を集めるには、適切な時間です。

タンクマガジンは、タンクTVにどのように影響してきましたか?

タンクTVとタンクマガジンは、私達がすること、私達が知る人、私達が行く場所において、お互いに影響し合っています。常に革新し続け、いつも新しいアーティストを探そうとしている事が、たぶん一番の影響になっています。

最近のICAデジタル・スタジオでの展覧会について教えて下さい。

私達にとってもアーティスト達にとってもいいできでした。今までICAはここまでの訪問者を迎えたことがなかったとのことです。もちろん、2006年の2月にこれをまた再現しようとしています。その時は、何人かのアーティストを招待するつもりです。これからもっと頻繁にやっていきたいですね。

タンクTVへの訪問を、次に何が見られるか全く予想できないような考えさせられる経験にするのは、この折衷的なビデオ作品のコレクションだ。月に約15,000から20,000件のヒットを記録し、3,000近くの読者を持つこのビデオポータルは、フィルムやビデオ制作者達にとっての格好の作品公開の場。タンクTVは、今もあなたのコンピューターで上映公開中だ。

Text: Peta Jenkin
Translation: Yurie Hatano
Photos: Courtesy of Tank TV

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