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インサイド・デザイン・アムステルダム 2005

HAPPENINGText: Ania Markham

最近の家具やインテリアデザインに興味があるなら、9月にアムステルダムに行けばとても良いはずだ。なぜなら、2年目の開催となるインサイド・デザイン・アムステルダムが、都市全体の取り組みとして9月23日から10月2日までの期間戻ってくるからだ。

この展覧会はエル・マガジンとデザイナーのヤコブ・デ・バーンによって準備されており、ビジターは世界で活躍している150人以上ものデザイナーの作品を市内にあるブティックや美術館、レストランやクラブ、ホテルそれに工場などアムステルダム中で見ることができる。

とても魅力的な展覧会だと思うけど、私はその時ちょうど休暇中で何も見ることができない。そんな私でも、「もし私が行ってみたらチェックしておきたいデザイナー」を何人かピックアップしてみたので、行く人がいたら参考にしてみては?


Tjeerd Veenhoven

私の最初のチョイスはティエルト・フェーンホーフェン。彼はオランダ出身でいろいろな異なった材料や制作方法を実験するのが好きなデザイナー。彼の作品はピアストレールというタイル専門店で展示されていて、ピアストレールはフェーンホーフェンのつや出しされた固形泡タイルを展示している。このタイルはフェーンホーフェンによって発明されたもので美しいデコレーションは制作の途中で繊維製品を泡の中に溶かし込むことによって作られた。本当にいろいろな材料を使うことができるようでレースも使うことができる。


Celine Dayes and Romuald Marie

ポンパドールは由緒あるパティシエそして軽食堂として知られていて、アムステルダム中心街のナインストリートショッピングエリアのユイデン通りにある。店内にはフランスのデザイナーデュオ、セリーヌ・デイズとロムアルド・マリーの作品が展示されている。展示作品は彼らがデン・ボッシュにあるヨーロピアンセラミックワークセンターで3ヶ月間セラミックを使って創作をした結果で、彼らの変わったデザインのランプ・家具・ボタン・陶器それにダーツボード!はチェックしてみるべき!


Ken Yokomizo

ミラノ在住日本人デザイナー、横溝 賢は、オースターパークにある素晴らしいレストラン、ダ・カスで展示をしている。レストランのインテリアデザインはピート・ブーンによるものであり、それに自家栽培の野菜たちもこの場所を訪れる価値を高めている。横溝氏は沢山不思議なバックそしてライトとしても機能する帽子や着ることのできるものを展示している。とても面白いのでチェックしてみる価値あり。


Proudplastics

プラウドプラスチックスは、エターナリー・ユアーズ・アンド・パートナーの前会長であったリザべト・ボンカンプによるプロジェクトで、人々が持つ由緒伝統のある材料(木材や金属)への好みへ挑戦するために結成された。今回もマーセル・ワンダーズの足跡に続くものとして、色々なプラスティック製品を制作し展示している。プラウドプラスチックスはこれら彼らが新しく制作したプラスティックが、今までの「デザインのための材料としてのプラスティック」という概念を変えると願っている。作品はオープンバレー・ライブラリーと、そのすぐ隣にあるコンテンポラリー家具とデザインでは今一番注目されている、フローズン・ファウンテンで見ることができる。

Inside Design 2005
会期:2005年9月23日〜10月2日
会場:アムステルダム市内 100ケ所以上で開催
https://www.insidedesign.nl

Text: Ania Markham
Translation: Masanori Sugiura
Photos: Courtesy of Inside Design Amsterdam

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