バムシュタイン&グラブシュタイン

PEOPLEText: Emanuelis Ryklys

バムシュタイン&グラブシュタインは、2002年の秋にビルニウス・コンテンポラリー・アートセンターで開催された「パラレルプログレッション3」という展覧会の会期中に結成された、アルトゥーラス・バムシュタイナスローラ・グラブシュタインの2人による領域横断的なアートグループである。


Arturas Bumšteinas

彼らは視覚メディアと聴覚メディアの活動領域を横断する試みを続けていて、表現となる具体的なもの(ライブパフォーマンスやビデオフィルムやクリップやVJのような多様なメディアによるインスタレーションなど)が何かということや、あるいは活動をやる場所(ギャラリーや屋外フェスティバルやクラブなど)がどこかということは、それほど問題にしていない。


Bumstein & Garbstein

リトアニアの数々の重要なイベントで出展された作品は、ドイツやオーストリア、ベルギー、エストニア、ラトビア、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、そしてイギリスでも見ることができる。

彼らのいくつかの作品(ビデオや音)においては、自主制作を行うが、2人とも一般的なアイディアや創造的な構想を現実化することが好きなのだ。


Laura Garbstiene

リトアニアでビデオアートというと、未だに “新鮮で新しい” 形式とみなされるが、それは急速にメインストリームではないアート/ミュージックセンター、イベント、クラブ、ギャラリー、そしてもちろんそれらを取り囲む人々にも広がりつつあるのも事実だ。その勢いは、ミニマリズムやパフォーマンス、インスタレーション、写真、フィルムなどに見られる既存の全てのアートの観念や規律を凌ぐほどになってきている。

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