第5回 マニフェスタ

HAPPENING


2年に一度開催されるヨーロッパの近代アートイベント「マニフェスタ」が、6月にスペインのサンセバスチャンで開催されている。第5回目となる今回のイベントでは多くの議論と波紋を呼んだ、というのも、選出された50人のヨーロッパ系アー チストのうち、5人のバスク人を含む6人のスペイン人が欠席を表明したのだ。(このバスク人というのは国内アート界の厄介者であり、サンセバスチャンはまさにバスク国家の一部にある。)そのような論争を引き起こしつつも、イベント自体は多くの期待を受けているようだ。このイベントの目的として、近代アートと文化の普及、新しいアートの提案、サンセバスチャンの都市を国際的に宣伝し新進アーティストを育成する事などが挙げられた。

マニフェスタは、 1996年にロッテルダムから始まり、今までにルクセンブルク、リュブリャナ、フランクフルト、そして今回のサンセバスチャンと続く。アムステルダムに本拠地を置き、今回は多くのバスク人協会からの協力も得て企画、運営をした。毎回異なった都市で開催することがコンセプトとなっていて、マニフェスタの本部が毎年新しいオーガナイザーを起用するのである。今回は、マッシミリアーノ・ジオニ(ニコラ・トラサルディ・ファンデーションのアートディレクター)とマルタ・カズマ(個人で活動するサンセバスチャン在住のオーガナイザ−)が選ばれた。彼らはアーティスト選出に関した議論に対して、その選出基準はアーティストの国籍(この場合ヨーロッパ人であることに限って)ではなく、作品そのものによるものだとコメントしている。

開催場所は、サンセバスチャン市内のサンテルモ美術館、水族館、カルチャーセンター、造船所など様々な場所だ。マニフェスタは、このスペインの素敵な街に多くの観光客を呼ぶ事だろう。しかしこのイベントの一番の魅力的なポイントは、なんと言っても会場でアートに酔いしれた後の美しいビーチでの海水浴である。


マニフェスタ

会期:2004年9月30日まで
www.manifesta.es

Text: Terevision Ruiz from Neo2 Magazine
Translation: Ryoko Ogino

【ボランティア/プロボノ募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
コントワー・デ・コトニエ公式通販サイト | 2016 SUMMER SALE
MoMA STORE