コージー & ダン

PEOPLE


Kozyndan」は、ここ、ロスアンジェルスで活動するイラストレーションの異端者デュオ。コージーとダン(Kozy’n’Dan)なので「Kozyndan」なのだが、このデュオが現在、ジャイアント・ロボット・ストアにて展覧会を開催している。ジャイアント・ロボット・マガジンでは、定期的に作品を提供しているというこの二人組。その貢献への感謝の気持ちとして、ジャイアント・ロボットがコージンダンの作品集「Urban Myths」(全96ページ、ソフトカバー)を出版したのだ。

しかしこの作品集の他にも、コージンダンは「Hawaian Girls have more fun」という本も制作。これは、日本のファッション誌が、ハワイの人たちの写真を利用して、ファッションページを作ってほしい、との依頼によって進められたプロジェクトだ。クラシックなコージンダンの世界に広がる、奇妙な写真の数々。思わず笑ってしまうシリーズとなるのは確実で、こちらの本は近々発売される予定だ。

自主作品を制作しつつも、レコード会社、雑誌、企業などからのクライアントワークもこなすコージンダン。サイトで公開されている作品を是非とも一度見ていただきたいのだが、どの作品も素晴らしく、彼らの、妥協なしで自らのスタイルに誇りを持っている姿勢を伺うことができるだろう。

そんな彼らの作品の中でも、度々登場するのが、うさぎだ。

そのうさぎだけではなく、彼らについてもっと知りたいと思った僕は、いくつかの質問を彼らに投げかけてみた。

どういったきっかけで、お二人は出会ったのですか?

ダン(以下D):カレッジの絵画のクラスです。

好きなクライアントはどこの会社ですか?またそれはなぜですか?

コージー(以下K):基本的には、自主制作を行っているのが好きですね。実際のところ、私達の収入の約半分はイラストを描いて、それをポスターにして売ることによって発生しています。もしひとつだけクライアントを選ぶとしたら、サブポップ・レコーズかな。お仕事をいただいた時点から、ほぼ完璧なほどに自由に制作を進めさせてくれますし、それに支払いもとても迅速です。それに、サブポップへの作品は、アメリカ全土にいるたくさんの人の目に触れられていますしね。

普段はどのように活動していますか?

D:大体は、コージーが核となるドローイングを描いてくれています。彼女が背景を描いている間に、僕がアイディアを練り、キャラクターや作品全体のコンセプトのレイアウトを行う、といった具合です。それができたら、彼女が僕のキャラクターと彼女のキャラクターを合わせ、背景に溶け込ませる。その後、その作品をスキャンして、2台のコンピューターに取り込み、デジタルにペインティングを施して行きます。それぞれが作品の違う部分を処理し、それが完了したら、ファイルを一緒にして、本当の意味の完成です。こういった作業は、通常は全部ひとりでやってしまう人の方が多いのでしょうが、僕達の場合、ほとんどを共同作業として行っています。

ロスで活動しているのはなぜですか?

K:私達が通っていたカレッジから、一番近かった大都市だからです。

D:僕はカリフォルニアの南の方で育ったのですが、ロスの気候に慣れてしまったら、もう離れられなくなっちゃいましたね。

K:現在のロスは、クリエイティブな状態でいるのには、最高の街だというのもあります。五万というアーティストがこの街に溢れているのは、この街には、仕事も、そしてお金もあるからです。だからこそ私達も好きなことができ、そして安定した収入も得られているのだと思います。

好きな飴は何ですか?またそれはなぜ?

K:味は問わず、森永のハイチュ−が大好きです。日本の飴なら何でも好きかな。

D:マイク・アンド・アイクの飴。いろいろな味があるにもかかわらず、どれも似たような味だし、すごく甘いので、自分でも何で好きなのかよくわからないのですが、子供の頃からの大好物です。映画館では必ず食べてます。

寿司とブリートー (肉、チーズなどをトルティーヤで包んだメキシコ料理)。どちらかを選ぶとしたらどっち?

K:お寿司。メキシコ料理も好きですけどね。ブリートーはいつでも食べれるけど、寿司となると、そうはいかないじゃないですか。

D:僕もお寿司。メキシコ料理は苦手です。

ペットは飼っていますか?

K:うさぎを2匹飼っています。2匹はつがいで、お互い大好きみたいです。

ハワイアンガールに関するエピソードを教えて下さい。

D:僕が高校生だった時に、同級生の男の子がこの写真をくれたんですよね。「ヌード写真ほしいか?真の16歳になりたいか?」って聞くもんだから「もちろんだよ!」って答えたんです。それ以来ずっと、この写真を持ち続けていました。写真は1枚ではなく、何枚かあるのですが、来年中あたりには、それぞれの写真に関するイラストで構成された本になる予定でいます。1ページに写真1枚、というかんじでね。ハワイの歴史について詳しく知れる一冊になると思いますよ。

音楽やイラストで、世界を救えると思いますか?

D:どっちでも無理でしょうね(音楽にはイラスト以上に力強さはあるでしょうけど)。アメリカが持つ権力構造の抜本的な変革と、人々の根本的な意識変化のみが、この世界を救えるような気がします。僕達の国の政府は、ある特定の人たちをリッチにするためだけに、この地球全体を破壊への一途にしむけているだけ。これはもう明らかに卑劣な行為だし、このような行為に反発して僕らが何かを描いたって、あのパワーを押さえることはできないと思いますよ。こう言ってしまうと、すごく宿命的に聞こえてしまうかもしれないけれど、残念ながらこれが現実なんですよね。

コージンダンの展覧会は、ロスアンジェルスのジャイアント・ロボット・ストアにて、9月末まで開催中。


Kozyndan Exhibition “Urban Miths”

会期:2003年8月16日〜9月30日
会場:The Giant Robot Store
住所:2015 Sawtelle Blvd, Los Angeles, CA 90025, USA
TEL:+1-310-478-1819
営業時間:月〜土11:30〜20:00、日12:00〜18:00
us@kozyndan.com
www.kozyndan.com

Text: Reto Caduff from Retocaduff

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