世界規模で、ハイクォリティなデザイン書を多数出版する、ドイツの出版社、ディ・ゲシュタルテン。そのゲシュタルテン出版社初の試みである、季刊誌「UBERSEE」（ユーバーゼー）の存在をご存知だろうか？ ページを開くと目に飛び込んでくるのは、厳選されたアート、グラフィックデザイン、写真といった作品の数々。広告やファッション、レビューなどの情報に溢れた従来の「いわゆる雑誌」とはまったく異なるテイストを醸し出している。

雑誌名「UBERSEE」とは、「海外」という意味。そこには、世界中の全てのものを発信する場所、という意味合いが込められている。年3回発行の定期刊行誌である、本誌の第1号は既に今年1月に発行されており、第２号の発行は、この4月。今回は、グラフィックデザインと建築デザイン間の共通部分、相互作用、交流に焦点を置きつつ、空間の特性を活かした作品が紹介されている。

参加アーティスト：アンドレア・ヤコビ、ラッツ・プラマン、デルタ、齋藤浩、他多数。

UBERSEE 2
編者：R. Klanten、H. Hellige、M. Mischler、S. Ehmann
体裁：176頁/24x30cm
発売日：2003年4月
定価：28 USドル、25ユーロ、19ポンド
ISBN：3-931126-99-4
新刊：オールカラー版/ソフトカバー
取扱書店：全国大型書店
https://www.gestalten.com